...莫大な損害を受けるのだ...
芥川多加志 「四人」
...が、損をしてまでも、その主張なり使命なりに忠ならんとする雑誌は少いでせう...
芥川龍之介 「売文問答」
...少(すくな)くとも湯治客(たうぢきやく)の體面(たいめん)を損(そこな)ふから...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...それが為めに彼女は多くの損失を忍ばねばならなかつた...
伊藤野枝 「惑ひ」
...サウシタ方ガ史料トシテノ價値ヲ損ジナイト思フカラデアル...
海野十三(佐野昌一) 「寺田先生と僕」
...小道具の刀が折れて損害を請求されて...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...その線を塞いでいたのは破損した列車でした...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...斬って捨つべかりし人を斬り損ないました...
中里介山 「大菩薩峠」
...さう損得(そんとく)づくで...
夏目漱石 「それから」
...腹を切り損ねて飛込んで来た武家などは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...また土器(どき)だとかの破損(はそん)してすてられたものや...
濱田青陵 「博物館」
...いかほど螺旋を合わし損うても二度と柄の孔に合わぬ端を孔に当てなんだのと...
南方熊楠 「十二支考」
...都市の美観を損ねるといふので...
三好達治 「銀座街頭」
...一字の書損(しよそん)もなく腹藁(ふくかう)の文章を書いた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...法律書生****のいわゆる「利益の見込なく損失確実なる」者はないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...短気にかかって兵を損じるのも不策...
吉川英治 「新書太閤記」
...従って社会はかかることによっては利得もせずまた損失もしないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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