...SS・H丸はロウヤル・アルバアト・ドックを離れてテムズ河口へ揺るぎ出た...
谷譲次 「踊る地平線」
...戦場では揺るぎもしなかった私の心も...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...もうそれをささえるものがなくなって揺るぎ出していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どれも小揺るぎさえしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...貧乏揺るぎもさせまじき気色です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その地の神殿宮殿そして塔は(時に蝕まれながら揺るぎない塔!)われらの知る何とも似ていない...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...その考えは一瞬たりとも揺るぎません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...馬車は揺るぎ出した...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...ただならず揺るぎ出したのは...
吉川英治 「私本太平記」
...揺るぎない西国の重鎮(じゅうちん)」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...いちいち軍功をあげれば数かぎりもない働きは寄手の中にもあったのであるが――しかもなお頑として陥(お)ちも揺るぎもしないのが別所一族のたて籠(こも)った三木城であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...今とて寸分の揺るぎもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...その本国吉田山の城をめったに揺るぎ出ることも当然ならない...
吉川英治 「新書太閤記」
...軌(わだち)は土を掘って林の道を揺るぎだした...
吉川英治 「親鸞」
...大衆は波のように揺るぎだして...
吉川英治 「親鸞」
...さざ波ほどの揺るぎもうけなかった...
吉川英治 「親鸞」
...朽ちも揺るぎもあってはならぬものはただ一系の大御裔(おおみすえ)にある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...彼らはこの「天」の命令や意志に従うことによって揺るぎなき確信を得ると感じた...
和辻哲郎 「孔子」
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