...それは西風槭樹(せきじゅ)を揺がすの候にして...
饗庭篁村 「良夜」
...それを揺がす風もないので...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...一夜浜を揺がす嵐が荒れた...
寺田寅彦 「嵐」
...温和に満ちたキリスト平和の主宰者――その足音で世界を揺がす聖なる婚約者の前に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一種の音と動揺がすぐ彼女を支配し始めた...
夏目漱石 「明暗」
...そして魂を揺がすような...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...大地を揺がすためだと言ふ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...熱狂の喚声不夜城を揺がす...
山本笑月 「明治世相百話」
...敵の本拠たる歯根(しこん)を揺がすことは出来ないからである...
吉川英治 「黒田如水」
...草木を揺がす伏兵の気ぶりもなかった...
吉川英治 「三国志」
...そして山をも揺がす武者の叫喊(きょうかん)が...
吉川英治 「新書太閤記」
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