例文・使い方一覧でみる「揮う」の意味

...悪筆を揮うて送る... 悪筆を揮うて送るの読み方
種田山頭火「其中日記」

...矛（ほこ）を揮うてこれを救う義侠（ぎきょう）の友もなく... 矛を揮うてこれを救う義侠の友もなくの読み方
徳富蘇峰「将来の日本」

...手を大沢のうちに揮うてその万一を倖僥（こうぎょう）する大博奕（だいばくち）的（てき）の閑事業にあらず... 手を大沢のうちに揮うてその万一を倖僥する大博奕的の閑事業にあらずの読み方
徳富蘇峰「将来の日本」

...見よその先祖は赤手を揮うて四海を圧倒したるローマ人も... 見よその先祖は赤手を揮うて四海を圧倒したるローマ人もの読み方
徳富蘇峰「将来の日本」

...撃剣の師範にして竹刀を揮うあたわざる者あり... 撃剣の師範にして竹刀を揮うあたわざる者ありの読み方
徳富蘇峰「将来の日本」

...戈（ほこ）を揮うてこれに抗敵するも... 戈を揮うてこれに抗敵するもの読み方
徳富蘇峰「将来の日本」

...一方は翰（ふで）を揮う飛ぶが如く... 一方は翰を揮う飛ぶが如くの読み方
徳富蘇峰「吉田松陰」

...自由に痩腕を世に揮うことが出来... 自由に痩腕を世に揮うことが出来の読み方
豊島与志雄「理想の女」

...「熱帯林の静寂の中で唯一人斧を揮う」この伐木作業を... 「熱帯林の静寂の中で唯一人斧を揮う」この伐木作業をの読み方
中島敦「光と風と夢」

...虚空には幾千万の鞭を揮うような鋭い音が満ちわたって... 虚空には幾千万の鞭を揮うような鋭い音が満ちわたっての読み方
久生十蘭「ノア」

...その仲間たちの気の弱い心にたいして揮う専制政治である... その仲間たちの気の弱い心にたいして揮う専制政治であるの読み方
エドガー・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「ウィリアム・ウィルスン」

...もっと危急な場合に彼が造作なく揮うと知られているあのヘラクレス７のような力によりも...
エドガア・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「しめしあわせ」

...錆びたる長刀を揮うて舞はむと欲する者... 錆びたる長刀を揮うて舞はむと欲する者の読み方
正岡子規「東西南北序」

...斬り揮う短刀に無駄がなく... 斬り揮う短刀に無駄がなくの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...持った刀を揮う暇もなくワァッ！　と叫んでデングリ返った喜造... 持った刀を揮う暇もなくワァッ！　と叫んでデングリ返った喜造の読み方
三好十郎「斬られの仙太」

...冷やかな悪魔の拳（こぶし）を揮うのだ... 冷やかな悪魔の拳を揮うのだの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳「ファウスト」

...もはやその腕を揮うことがかなわなかったので）... もはやその腕を揮うことがかなわなかったので）の読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...しかも東京にはそんな手腕を揮う場所と機会が無暗（むやみ）に多い... しかも東京にはそんな手腕を揮う場所と機会が無暗に多いの読み方
夢野久作「東京人の堕落時代」

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