...ステッキを強く揮つて...
石川啄木 「鳥影」
...やはり面の戦力を発揮することにつとめます...
石原莞爾 「最終戦争論」
...その陳和卿が総指揮をして鋳造したといふ盧舎那仏の修飾のさまを拝するに...
太宰治 「右大臣実朝」
...走りながら壮い男が揮(ふ)り返って見ると...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...暮羊君来庵、同道して、四時の汽車で防府へ行く、令兄のところで御馳走になる、悪筆を揮ふ、十時の汽車で帰る、駅前でIさんに逢ふ、三人で飲む、近来にない愉快な一夜だつた...
種田山頭火 「旅日記」
...かなた兩軍鋭刄の槍を揮ひて休みなく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ます/\中外に發揮する運命を永く享有すると予は深く信ずる...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...淡々たる尋常の些事(さじ)のうちに動かすべからざる其人(そのひと)の特色を発揮し得るものである...
夏目漱石 「『煤煙』の序」
...ストラヴンスキイ自身の指揮したものだが...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...ベルリン・ジング・アカデミー合唱団とベルリン国立歌劇場管弦団を指揮したのがビクターに入っている(C二三七七...
野村胡堂 「楽聖物語」
...同じくコッポラの指揮で電気の初期に吹込み直しそれがビクターにプレスされて...
野村胡堂 「楽聖物語」
...却つて簡素堅實の趣を發揮し...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...「踊りがないのに何に合してゐるの?」と樽野が囃子方の指揮者に訊ねると「今夜は波が少々高くて此処までも斯んなに響くし...
牧野信一 「円卓子での話」
...常に最も凶暴な破壊的な精神を発揮した...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ジョバンニが見てゐる間その人はしきりに赤い旗をふってゐましたが俄かに赤旗をおろしてうしろにかくすやうにし青い旗を高く高くあげてまるでオーケストラの指揮者のやうに烈しく振りました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...信念ある指揮者がない...
吉川英治 「上杉謙信」
...「おのれッ」と続いて揮(ふ)り込んで来た前後左右の乱刀をも...
吉川英治 「剣難女難」
...同じく強兵五千を指揮し...
吉川英治 「三国志」
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