...そのおのおのが持っている任務と力量とを彼は指揮官のように知っていた...
有島武郎 「星座」
...吟杖(ぎんぢやう)を揮(ふる)つて赤門校裡の書窓より新声を絶叫したるの一人なりき...
石川啄木 「閑天地」
...世界の一地方を根拠とする武力が全世界の至るところに対し迅速にその威力を発揮し...
石原莞爾 「最終戦争論」
...即ち指揮官ははっきり自分の意志を決定する...
石原莞爾 「戦争史大観」
...――」警戒総指揮官の正木署長が...
海野十三 「蠅男」
...今度はお互に一つ勇でも揮(ふる)ひませうわい...
薄田泣菫 「茶話」
...この親衛指揮官は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...われわれの言葉の揮発性の真実は...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...子供が竹刀を揮つて曼珠沙華をばさり/\と撫斬りしてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...墨摺りたるついで桜木の老婦に請はれし短冊に、悪筆を揮ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...さらに感傷的なテレフンケンのクライバー指揮を挙げるだろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...レコードはストコフスキーがフィラデルフィア管弦団を指揮したのが決定的に良い(ビクターJD六〇一―三)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...聞くに堪えないような毒舌を揮ったりするので...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...毒矢毒槍を揮いました...
夢野久作 「鼻の表現」
...前代の文学に現れた優雅な国民性をこういう所に細心に発揮して欲しいと思います...
与謝野晶子 「教育の民主主義化を要求す」
...指揮に当っておるに相違ない」「うわははは」とうとう不破平四郎は腹をかかえてしまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...禁軍三万の上に指揮をとっていたあなただ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...忍ばれた困難や発揮された才能の異れる諸程度が...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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