...腕だめしに剣を揮(ふ)ってみるばかりで...
芥川龍之介 「校正後に」
...真理を発揮するのが文章の目的乎...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...君にその刑事隊の指揮をお頼みしたいのです...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...松尾氏の家にやどること二夜、百穗は、諸氏の求めに應じて、扇に揮毫し、われ之に題す...
大町桂月 「十和田湖」
...しかも一朝夢さめて怱如飛行機上の人となり我國未曾有の妙技を發揮し數萬の観衆の手に汗を握らせたが爆然墜落して可惜二十有餘の若木の花を散らせてしまつた...
竹久夢二 「砂がき」
...その跫音(あしおと)が聞えたのか女はちょと揮返(ふりかえ)った...
田中貢太郎 「赤い花」
...軍勢を指揮するどころか...
豊島与志雄 「文学以前」
...此時代は最も日本の特色を發揮したる時代にして...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...酒気に乗じて横暴を揮(ふる)い...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの音楽を指揮しております」と申し上げた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ある日コンセルヴァトワールでアベネックの指揮するベートーヴェンの合唱付シンフォニー「第九」を聴いた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...上世には主観的美を発揮したる文学多く...
正岡子規 「俳人蕪村」
...自然の出産力は常にほとんどその全力を発揮する用意があるように思われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...性質すこぶる黠(ずる)く常に群を成し小獣を榛中に取り囲み逃路に番兵を配りその王叫び指揮して一同榛に入り駆け出し伏兵に捕えしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...雪のあるモスクワの辻々に大砲を指揮する法王の絵入りポスターが貼られた...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...大抵私自身が荷物の指揮をして...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...すなわち曹爽(そうそう)が総指揮となって...
吉川英治 「三国志」
...「芸術のための芸術」はかく解せられるときその最奥の意味を発揮する...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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