例文・使い方一覧でみる「揚句に」の意味


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...たゞこの頃中から種々なる無理な無心を申し出でてたびたび迷惑をかけた揚句に...   たゞこの頃中から種々なる無理な無心を申し出でてたびたび迷惑をかけた揚句にの読み方
石川三四郎 「浪」

...その揚句に、彼はその紙片を机のまん中にそっと置いた...   その揚句に、彼はその紙片を机のまん中にそっと置いたの読み方
海野十三 「地獄の使者」

...こんな事を暫くしんみりと話した揚句には十風の態度に激變を來たすのが常である...   こんな事を暫くしんみりと話した揚句には十風の態度に激變を來たすのが常であるの読み方
高濱虚子 「俳諧師」

...摺(す)った揉(も)んだの揚句に...   摺った揉んだの揚句にの読み方
徳田秋声 「あらくれ」

...禅機に充ち充ちた弁証法的過程の揚句に...   禅機に充ち充ちた弁証法的過程の揚句にの読み方
戸坂潤 「社会時評」

...さんざん焦(じ)らした揚句に...   さんざん焦らした揚句にの読み方
豊島与志雄 「反抗」

...行燈の火影(ほかげ)に薄ぼんやりした室内を見廻した揚句に...   行燈の火影に薄ぼんやりした室内を見廻した揚句にの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...さんざんからかわれた揚句に...   さんざんからかわれた揚句にの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...数を多くかぶっていさえすれば、ことさらにスマートを気取らなくても、一見して整った形になり、整った揚句に、ちょっと人を魅する姿勢が出来てくる...   数を多くかぶっていさえすれば、ことさらにスマートを気取らなくても、一見して整った形になり、整った揚句に、ちょっと人を魅する姿勢が出来てくるの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...が若い時分から博奕打(ばくちうち)の仲間入りをして諸方を流れて歩いた揚句に...   が若い時分から博奕打の仲間入りをして諸方を流れて歩いた揚句にの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

......   の読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...が、二人の話はなかなかすまないばかりでなく、まるで親子喧嘩でもしてゐるやうな声高になつて、その揚句には、私に構はず、二人でドンドン上流へ行くのだつた...   が、二人の話はなかなかすまないばかりでなく、まるで親子喧嘩でもしてゐるやうな声高になつて、その揚句には、私に構はず、二人でドンドン上流へ行くのだつたの読み方
葉山嘉樹 「万福追想」

...ウンとマル公を苛めた揚句に...   ウンとマル公を苛めた揚句にの読み方
牧野信一 「創作生活にて」

...此の間どうしたのか頭の工合を悪くして三日ほど床について居た揚句にたべたかつおの刺身がさわったのだと云う事は確な事であった...   此の間どうしたのか頭の工合を悪くして三日ほど床について居た揚句にたべたかつおの刺身がさわったのだと云う事は確な事であったの読み方
宮本百合子 「黒馬車」

...急調の楽につれて広間を踊り廻った揚句に...   急調の楽につれて広間を踊り廻った揚句にの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...熱海(あたみ)街道をひきあげて来る途中――かの相良金吾(さがらきんご)と物別れになり、その揚句に、根府川(ねぶかわ)番所の役人に陸(おか)と船手から囲まれて、一味ちりぢりバラバラ、ようやくのこと、小舟で逃げのびた二人は、その後(ご)、江の島あたりに潜伏して、しばらくほとぼりを冷ましていたものと見えます...   熱海街道をひきあげて来る途中――かの相良金吾と物別れになり、その揚句に、根府川番所の役人に陸と船手から囲まれて、一味ちりぢりバラバラ、ようやくのこと、小舟で逃げのびた二人は、その後、江の島あたりに潜伏して、しばらくほとぼりを冷ましていたものと見えますの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...じっとそれに耐えていた揚句になお――生ぬるい今の言葉であったからだ...   じっとそれに耐えていた揚句になお――生ぬるい今の言葉であったからだの読み方
吉川英治 「大岡越前」

...命がけで安治川の渡船場から、お前様を引ッさらってきたり、長持の底へ入れて綱倉(つなぐら)の番人をしたり、ずいぶんロクでもねえことはやりましたが、その揚句に、思いを遂げて、うまい花の汁を吸ったのは、すなわち、手前のご主人様――怨むなら、その森啓之助様をお怨みなさいまし」「知らないよ……」「そう、早くお歩きなさいますと、またすぐに息が喘(き)れますぜ」「――お前も怨むし、啓之助様も私は怨む……...   命がけで安治川の渡船場から、お前様を引ッさらってきたり、長持の底へ入れて綱倉の番人をしたり、ずいぶんロクでもねえことはやりましたが、その揚句に、思いを遂げて、うまい花の汁を吸ったのは、すなわち、手前のご主人様――怨むなら、その森啓之助様をお怨みなさいまし」「知らないよ……」「そう、早くお歩きなさいますと、またすぐに息が喘れますぜ」「――お前も怨むし、啓之助様も私は怨む……の読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

「揚句に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「揚句に」


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イヤというほど   省略された   ばか息子  

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