...元の身体にしてかえせって――」そこで僕は怒りを静めあれこれ考えた揚句...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...おびやかされた揚句の果...
太宰治 「人間失格」
...歴代の禅宗のことを研究した揚句でなければ...
田山録弥 「或新年の小説評」
...弟すなわち大尉は底の方へ沈むろくでなしなんじゃ」「大尉は零落の揚句...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...考えた揚句、勝手な方法を用いた...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...子犬(こいぬ)のようにじゃれついていじめた揚句(あげく)...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こんな苦勞した揚句(あげく)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人はさんざん言い争った揚句(あげく)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして長い間泥水に浸つた揚句...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これをとりちらかしたりした揚句...
原民喜 「壊滅の序曲」
...しきりに次田君といろいろ相談した揚句...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...その場をさばいた揚句(あげく)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...朝鮮旅行で随分無理した揚句だったし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あッはッはははは……あはははは」さんざん面罵(めんば)しぬいた揚句(あげく)に...
吉川英治 「江戸三国志」
...その揚句にいい泊り場所を見つけたと...
吉川英治 「江戸三国志」
...或いは狭い横丁から浜町の屋敷地にまで引き摺(ず)り廻された揚句...
吉川英治 「江戸三国志」
...その料理人は一生不具になった揚句...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...それからめいめいその雄鶏の奪い合いをした揚句...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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