...その『揚句』は美しき死であろうか...
江戸川乱歩 「「悪霊物語」自作解説」
...一頻(しきり)我鳴りたてた揚句(あげく)の果(はて)が...
薄田泣菫 「茶話」
...幾度か口の中でためらった揚句(あげく)...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...酔餘(すいよ)の揚句(あげく)に見た一場の悪夢である...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...乞食同様になって諸国を流浪の揚句が...
中里介山 「大菩薩峠」
...扨その原因を、暗中模索の揚句、社会問題に持つて行つて、其処で解決を得られると思ふ人も相当あるけれども、私にはさうは思はれぬ...
中原中也 「詩壇への願ひ」
...もつともつとと渉猟した揚句は...
中原中也 「よもやまの話」
...例の如く色々哲学者の名前を聞かされた揚句(あげく)の果(はて)に君は何になると尋ねるから...
夏目漱石 「処女作追懐談」
...秋口からまた風邪(かぜ)を引いて一週間ほど局を休んだ揚句...
夏目漱石 「道草」
...伝通院(でんずういん)の境内を逃げ廻った揚句(あげく)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無躾なことばかりいった揚句...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼は拠んどころなく、参考書を購ふのだとか洋服をつくらなければならないからとか云ひ、本は好い加減の安物を積みあげたり、洋服はチラリと見せただけで曲げ込んだりして、苦心惨憺の揚句、漸く月々百円ほどは工面して、送つてゐた...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...「その揚句にいま俺に突き飛ばされて池へ落っこちて...
正岡容 「小説 圓朝」
...飲んで飲みまくった揚句(あげく)は...
南方熊楠 「十二支考」
...此方もせっぱ詰った揚句のことで...
矢田津世子 「凍雲」
...しかしその揚句(あげく)はいつも校長先生の方が折れて...
夢野久作 「少女地獄」
...「憎むべき万太郎の悪戯――さて何としてくれようか」じりじりと思いつめた揚句...
吉川英治 「江戸三国志」
...揚句(あげく)にそれを渡し舟に利用して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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