...揚句が越前の敦賀とは...
芥川龍之介 「芋粥」
...そうしてその揚句に例(エキザンプル)でも挙げる気だったんだろう...
芥川龍之介 「片恋」
...揚句の果に死んでしまってもいいと決心をした...
海野十三 「雷」
...科学的な一般的根本法則としての自然弁証法や史的唯物論が抽出導来された揚句は...
戸坂潤 「科学論」
...あの人とさんざん云い争って喧嘩をした揚句...
豊島与志雄 「好意」
...私共なんぞも雨降り揚句なんぞにそこへ行ってみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで色々考えた揚句...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...これも簡便な旅行と云えるかも知れないと考えた揚句...
夏目漱石 「それから」
...慎重に視察した揚句...
羽志主水 「越後獅子」
...何本も無駄にした揚句...
眞山青果 「茗荷畠」
...よ!』云(い)つても矢張(やつぱり)同(おな)じやうに泣(な)いて居(ゐ)て!涙(なみだ)の一斗(と)も流(なが)した揚句(あげく)...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...底の方に隠れておろうやら知れん」「そこでトウトウ思案に詰まった揚句がアンタの事じゃ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...あの通りの議論をした揚句に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...調子に乗って石神堂から取出した般若(はんにゃ)の仮面(めん)をつけたまま、逃げた曲者(くせもの)を追ッかけ追い廻し、その揚句、あまり疲れたためこの鍛冶小屋に立ち寄って、両親に甘えながらツイそのまま寝込んでしまったのが、あとで思えば自分の不覚...
吉川英治 「江戸三国志」
...あらん限りな罵詈(ばり)を浴びせられた揚句(あげく)で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その揚句(あげく)にやはり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あまり夢中になって原子爆撃による元素変換に熱中した揚句...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...折よく村田氏は在院していてしばらく春日と何か専門語で話合った揚句(あげく)...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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