...それでしばらくまごついた揚句...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いろいろと絞った揚句(あげく)...
海野十三 「振動魔」
...園長はそのタンクの中に入っているのです!」帆村はグンと癪にさわった揚句(あげく)(それは彼の悪い癖だった)大変なことを口走ってしまった...
海野十三 「爬虫館事件」
...三人が一心になって働いた揚句は...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...自白したところによるとモデル女を自分のものにした揚句...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「素晴しい記念品」
...あの町の在りかを捜し出そうと苦心した揚句...
谷崎潤一郎 「秘密」
...こだわった揚句には...
豊島与志雄 「反抗」
...酔っぱらった揚句...
豊島与志雄 「紫の壜」
...無躾なことばかりいった揚句...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...喧嘩になつた揚句...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこで欺(だま)して己(うぬ)が手に入れて散々弄んだ揚句に糟(かす)を僕に投げてくれた...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...或晩あまりに花やかな酒盛の揚句...
牧野信一 「山を降る一隊」
...過敏にされ貧しくされ疲らされた揚句...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...じり押しに押した揚句くるりと展開するのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうして揚句(あげく)の果は...
夢野久作 「斜坑」
...又は悩み抜いた揚句が...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...それをたよりに調べた揚句(あげく)が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...さんざ番犬共に咆えつかれた揚句...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
便利!手書き漢字入力検索