...板の間の揚げ蓋が二枚だけ...
海野十三 「深夜の市長」
...あすこの揚げ蓋は中からでなきゃ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...その上り口の揚げ蓋の下がまた段梯子になって...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...登り詰めると起してあった揚げ蓋をパターンと閉じた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...おそらく揚げ蓋を降ろした無人の窖中(あなぐらちゅう)の出来事であったから...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...お勝手の落しの揚げ蓋(ぶた)が曲つてゐたのへ足を乘せて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...揚げ蓋の下が、窖(あなぐら)への、下り口になっているので、カビ臭い、しめっぽい匂いがムウと来る...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...窖(あなぐら)から姿を消したお初、危なかしい吊梯子(つりばしご)を、スルスルと見事な足さばきで上ってしまうと、諸手(もろて)で、うんと突ッ張って、揚げ蓋をあげて、庫裡へ出ると、そこに、ぼんやりと行灯(あんどん)がともし放しになっている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一二地下道の揚げ蓋を刎ね上げて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...狭い勝手の揚げ蓋の隅に...
山本周五郎 「季節のない街」
...仕事場の一隅にある揚げ蓋を開き...
山本周五郎 「さぶ」
...揚げ蓋を元のようにして戻ると...
山本周五郎 「さぶ」
...片隅の揚げ蓋をあけ...
山本周五郎 「さぶ」
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