...ところが揚州は古来美人の産地として有名なところであり...
上村松園 「余齢初旅」
...揚子江岸(ようすこうがん)精神の影響をこうむって...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...鳥のように羽ばたきして太陽を目あてに飛び揚ったかも知れない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...さうしてさびた揚句の果が...
太宰治 「九月十月十一月」
...幹部連はさっさと引揚(ひきあ)げてしまいましたが...
田中英光 「オリンポスの果実」
...この運動によって止揚者へ新しい問題が提出され...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...二度の旗揚げをしようという運びになっていることを福村が...
中里介山 「大菩薩峠」
...S・O・Sを揚げている時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして意気揚々として松の木の頂(いただき)から降りてまいりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...疾風(しつぷう)の力(ちから)を凌(しの)いで空中(くうちう)遙(はるか)に焔(ほのほ)を揚(あ)げた...
長塚節 「土」
...平の町より平潟の港へかへる途上磐城關田の濱を過ぎてこませ曳く船が帆掛けて浮く浦のいくりに立つは何を釣る人汐干潟磯のいくりに釣る人は波打ち來れば足揚(あげ)て避けつゝ平潟港即事松魚船入江につどひ檣に網(あみ)建て干せり帆を張るが如し九日午後になりて雨漸く收る...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...この上もなく冒涜的な悪戯(いたずら)を尽した揚句...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...船頭が見付けて引揚げましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とにかく掲揚柱のところへ行ってもらいましょう...
久生十蘭 「だいこん」
...本來孤獨であるべき高揚だのを中絶せしめ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「或女友達への手紙」
...べつに揚げさせて...
山本周五郎 「青べか物語」
...それとも引揚げるか...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...今朝の通りの実験を色々と受けた揚句(あげく)に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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