...これをしばらくやった揚句...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...宣揚が不審して振返ろうとする間もなく...
田中貢太郎 「悪僧」
...白洲の上に引き揚げつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...特に警察精神の涵養と発揚とに力を致している...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...農揚(のうあ)げといって...
新美南吉 「いぼ」
...百本杭から揚がったことを御存じでしょうな」「何と言う?」「肩先を斬られて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...實(み)は大根と揚(あ)げで――」「殘つたのがあつたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親切で、鷹揚で、人の世話が好きで、――娘が綺麗で」「それは餘計だ」「内儀のお時さんは、確り者ですが、氣の毒なことに病身で、主人がお朝師匠の世話を燒いて居るのも、見て見ぬ振りのやうです」「その日主人は、お妾のお朝のところへは行かなかつたのかな」「さア、其處までは」「それも關取の背中か...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私にそれが嗅ぎ分けられたところでは、それはヨオドフォルムの匂、揚林檎の油の匂、恐怖の匂だ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...あの辺の自然はおう揚で規模の壮大な野放しの美に充ちているから...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
...私は音楽も絵にも文学にも実にこの強靭きわまりない高揚と...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...九郎右衛門は意気揚から拵附(こしらえつき)の刀一腰(ひとこし)と...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...わたしには彼の徳が勝ち誇った歩調で、堂々と、悠揚迫らず、何らの障害にも遇わずに濶歩するさまが、目に見えるように思われる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あさ子は五色揚を経木に幾つか包んで亭主に渡す...
山本周五郎 「青べか物語」
...お作は絞られるだけ絞り上げた揚句(あげく)にアッサリと突放して見向きもしなくなった...
夢野久作 「斜坑」
...そこで思案に詰まった揚句が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...“わあッ”という鬨(とき)の声が揚った...
吉川英治 「新書太閤記」
...これからは今日の戦勝者が明日の戦勝者に粉砕される無意義な動乱が揚子江を挟んで軍閥の雇兵達によって繰かえされるのです...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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