...天下に名を揚げる事が出来る...
内田魯庵 「人相見」
...声の抑揚(よくよう)から...
海野十三 「あの世から便りをする話」
...話した本人を他人の前に陥れることも揚げることも勝手に出来る...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...320されど其前笏揚げて願はく我の爲め盟へ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「揚屋」の内容は疑問としても...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それに毒藥の土瓶(どびん)まであの男が捨てさせましたぜ」引揚げて歸る途中...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何時の間にそれが脱皮して毛虫から揚羽の蝶になつたか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...避けがたい惡の宿命として觀念しながら大乘的の止揚によつて...
萩原朔太郎 「足利尊氏」
...彼は小夜子の人格をさんざんこき下した揚句...
浜尾四郎 「死者の権利」
...ウドン粉の揚げたのが一円だなんて...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...五百石以下の未決囚は揚座敷へ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...さも心配そうな顔を振揚げて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...この矛盾の理解は理論と實踐とを辯證法的に止揚する立場に於て初めて可能である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...悠揚としてこれに準じて流れるのだ...
宮沢賢治 「疑獄元兇」
...揚幕の奥遠くはるかに筑波神社の刻の太鼓の音ドー・ドー・ドーと遠波のように響く...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...プランタンにも寄つた揚句...
吉井勇 「青春回顧」
...髪の根高々と揚げ...
吉川英治 「黒田如水」
...思いのまま名乗声の揚げられるものではない...
吉川英治 「新書太閤記」
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