...この竜宮の鷹揚なもてなし振りを見せてやりたい...
太宰治 「お伽草紙」
...焼酎二合二十四銭、揚豆腐二枚三銭...
種田山頭火 「其中日記」
...煩悩即本能、本性発揚統制、自律的に、社会国家的に生活、生活の展開人間、人間の価値、人生の意義一月八日雪時雨...
種田山頭火 「其中日記」
...酒の切揚げなどの速い男は...
徳田秋声 「爛」
...そのままでは高揚することが出来ないだろう*...
戸坂潤 「科学論」
...揚代客の和洋を問はず五拾圓と云...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...斷面には縱横に切れ目があつて恰も十文字に繩を掛た大荷物が問屋の庭に積み揚げられたやうな形である...
長塚節 「鉛筆日抄」
...仲吉を後手に縛つて引揚げてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...笹野新三郎と一緒に引揚げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次は八五郎を促(うなが)してそれつきり四國屋から引揚げて歸りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いつも一つの同じ凧が揚っている...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...彼らのスローガン「尊王攘夷」に鋭く内包された矛盾がいまや揚棄された以上...
服部之総 「尊攘戦略史」
...それからその油揚の皮を細かく刻んで醤油と味淋で美味しく煮ておきます...
村井弦斎 「食道楽」
...よく加福の師匠に案内されてこの揚出しだの...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...此の中の何処からか探し出すことが出来ると思うんだがね」と怪気焔を揚げていたことを...
夢野久作 「殺人迷路」
...犯人を揚げてみせなくっちゃ...
吉川英治 「大岡越前」
...ひき揚げてくる諸将がたえなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...やおら長い袂(たもと)を揚げて奥なる一閣の人々をさしまねいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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