...気の揉めるのは算術の時間であつた...
石川啄木 「二筋の血」
...………それともほんとに気が揉めるなら...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...やっぱり何だか気が揉めるし...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それはどんなことで揉めているのかといって訊ねても...
近松秋江 「霜凍る宵」
...何で其様な気の揉めることがあるの? 好い情人(ひと)でも何うかしたの?」「遅くなったって私が故意に遅くしたのじゃないし...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...内輪揉めをさせるというのもその一つであったが...
徳田秋声 「あらくれ」
...町内中の揉めごとに口を容れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎は氣が揉める樣子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仰せの通り武家の揉め事はこちとらの手に了へねえが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ボックスと進行の大西が揉め...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大分いろいろと揉めて...
宮本百合子 「結集」
...私は気が揉めるが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...台所にいるだろう」と頻(しきり)に気が揉める...
村井弦斎 「食道楽」
...わたしでさえ気が揉めた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ふしぎとおれのゆくさきざきで揉め事が起こるんだ...
山本周五郎 「やぶからし」
...この土地のやくざと揉め事を起こした...
山本周五郎 「やぶからし」
...今でも、揉めといえば、揉んでくるるやも知れぬ」「あまり座興の度をこゆるな...
吉川英治 「新書太閤記」
...その前後から揉めておる将軍家のお世嗣(よつぎ)についてもな」「水戸のご隠居には...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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