...あれだけの自動車がいつ客を乗せる番に廻り合わせるのかと思っただけで気が揉めるであろうのに...
上村松園 「中支遊記」
...またひと揉めしたのち...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...………それともほんとに気が揉めるなら...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...気の揉めることはないはずです...
中里介山 「大菩薩峠」
...親分」「氣が揉めるのかい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...町内中の揉めごとに口を容れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「情事(いろごと)の揉めがあつたさうぢやないか」八五郎は横合ひから口を出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「情事(いろごと)の揉めがあったそうじゃ無いか」八五郎は横合から口を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宗論から地境の揉めごとになったようなもので」「で?」「そのお経の真っ最中...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...樋口の子分連揉めてゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「大番」終り「金色」にかゝると楽士がゐない、これで一揉め、菊田が荒れるなどあり、次に電気屋が無礼な口をきいたと言って僕も怒る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ボックスと進行の大西が揉め...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...わたしでさえ気が揉めた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「アア気が揉める...
吉川英治 「剣難女難」
...揉めば信長は、なすままに、体をまかせている...
吉川英治 「新書太閤記」
...葬式の揉め事にばかり気をとられていやがる...
吉川英治 「新書太閤記」
...どっと、四方攻めに、押し揉めば、この陣、この軍勢をもって、蟹江一城のごとき、一(ひと)たまりもあるべきでない――と考えられるのに、家康は、「城兵が死を決して出てくる公算(こうさん)は多分にある...
吉川英治 「新書太閤記」
...相共に繰返してうたへる伊那節の唄逢うてうれしや別れのつらさ逢うて別れがなけりやよい十一月六日どうも先生一人をお立たせするのは気が揉めていけない...
若山牧水 「木枯紀行」
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