...二人揃うてゆくも人前恥かしく...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...探検と修繕工事一同無事に打ち揃うて引き揚げたが...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...五人の名主は、宗吾が直訴を遂げたるを聞き、名乘り出でむと思ひしが、ともかくも、後の處置を見むとて、國にかへりけるに、その拷問甚しきを聞きて、五人うち揃うて、出でて白状せり...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...且つ多数の我所有たる馬匹の揃うて進みて予に向うて馬匹等は観せたしとの意あるが如きを感じて...
関寛 「関牧塲創業記事」
...咲き揃うているスウィート・ピーの花にじっと見入りながら黙り込んでしまった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...ほんの半月以内の短日月でこう手早く揃うのは...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...左側は穂の出揃うた麦畑になつて右側は別荘の土手になつてゐた...
田中貢太郎 「海異志」
...二人打ち揃うて訪ねてくれた根岸の隠居の家へ浅井と一緒に出かけて行ったり...
徳田秋声 「爛」
...かくて以上七人が、打揃うて、別に一人の小者を従え、隊長の屍骸を収容して帰るべき一台の駕籠(かご)を二人の駕丁(かごや)に釣らせて、粛々として七条油小路の現場に出動したのは、慶応三年十一月十一日の夜は深く、月光(げっこう)晧々(こうこう)として昼を欺くばかりの空でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...急に揃ひも揃うて臆病風にかゝりたるなり...
夏目漱石 「人生」
...こんな立派な兄哥(あにい)さんたちが、四人も揃うて、お前さんから、懐中ランプを頂こうというて、わざわざ、お出ましになっとるんじゃ...
火野葦平 「花と龍」
...人が揃うとすぐに...
柳田国男 「年中行事覚書」
...一家揃うて死ぬのが道かや...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...揃いも揃うた昔に変る日焼面(づら)に鬚(ひげ)蓬々(ぼうぼう)たる乞食姿で...
夢野久作 「名娼満月」
...ようも暢気(のんき)な大将が揃うたものだ」いかに半狂人の言としても...
吉川英治 「私本太平記」
...ああして供人の揃うのを待っておいでなされる...
吉川英治 「新書太閤記」
...「実は、先ほど、筑前守様からのお使いで、今夕、四名とも揃うて、宿所まで来い、とのお招きでございますゆえ、おゆるしを仰いだ上でと、このように、伺い出たわけでございまする」「なに...
吉川英治 「新書太閤記」
...嘉治さん健吉さんも、卓に揃う...
吉川英治 「随筆 新平家」
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