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饗庭篁村 「木曾道中記」
...一羽の雀を掴み出した...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...そして頭のなかでまた孟子と掴み合ひをしながら田中町へ帰つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...曖昧な微笑と掴みどころのない言葉とで...
豊島与志雄 「波多野邸」
...手掴みのまま女の前に差しつけた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...その帶際を無手(むず)と掴みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その利き腕を掴みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...片手に犇(ひし)と伴三郎の袖を掴みながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...寢卷のまゝ飛起きて來た主人神津右京の袖を掴みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一と掴みほどの皺だらけの中老人ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...落ちかけた帽子を掴みました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...骨ばった足でフェンウィックの背中を押すと、前によろけ、こけ土(ど)に倒れたので、細腕で喉を掴み、馬乗りになった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...足元の雪を一掴みしゃくってガブリと口に含み...
三好十郎 「斬られの仙太」
...留吉に向つて掴みかゝつて行く...
三好十郎 「地熱」
...佩剣を鷲掴みにして揚幕から飛出して来る巡査...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...菊千代は彼の手を掴み...
山本周五郎 「菊千代抄」
...(何んとスバラシイ美の構成であろう)景岡は夢みるように、手を振って、幻を掴み乍ら、激しい鼓動に、息を弾ませるのでした...
蘭郁二郎 「足の裏」
...二人は四ツの手を掴み合ったまま...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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