...「どうしてあの河童を掴まへないのです?」「あの河童は無罪ですよ...
芥川龍之介 「河童」
...裾(すそ)を掴(つか)んで...
泉鏡太郎 「一席話」
...兄は己の臂を掴んだ...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...香をひとつかみ掴(つか)んで香炉(こうろ)の中に投げこんだ...
梅崎春生 「風宴」
...一瞬にして掴(つか)んでしまったという評判のある...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...また私を掴まえようとするでしょう』『もうそんな怖しい事は仰しゃって下さいますな...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...板倉は妹を掴(つか)まえて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...予定の三時九分の上りを掴(つか)まえることが出来たが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...傍らの乱れ籠の中から一掴(ひとつか)みの紙を取り出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...津田の保証を掴(つか)んだ後(あと)で...
夏目漱石 「明暗」
...自分で掴んだ信仰! それは爆彈のやうに強い...
新美南吉 「海から歸る日」
...好ましそうに一と掴みの銭の山を眺めるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...病気で死んだと言うほどの証拠も掴まれなかったのです...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...肱を掴んで庭先へ突放し...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...彼の眼と心との掴んだものを正確に(彼の正確さにまで我々は容易に達し得ない)表現することに遺憾は無かつた...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...しかし人なつこそうな神父に掴(つか)まって...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...その音楽を掴もうとして掴み得ずに一生を終ってしまったということを聞いたことがある...
宮城道雄 「山の声」
...若い女の腕を掴んで立つていなければならないテレくささ...
三好十郎 「肌の匂い」
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