...見慣れぬ女菩薩(にょぼさつ)の画像(えすがた)を掲げた旗竿を片手につき立てて...
芥川龍之介 「邪宗門」
...或額縁屋の飾り窓はベエトオヴエンの肖像画を掲げてゐた...
芥川龍之介 「歯車」
...それすら紙數の都合にて遂に掲載する能はざりき...
石川啄木 「消息」
...それを基礎とした物の見方をいくつか掲げておこう...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...その三匹の猫の写真が掲載されていた...
寺田寅彦 「ある探偵事件」
...冒頭に掲げた写真(省略)は一九〇一年五十九歳のときのである...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...頃日米国の雑誌『アウトルツク』に掲載せるヂヤスチン...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...余は「浮世絵の山水画と江戸名所」なる題名の下に聊(いささ)か国芳の事を論じたればここには新着の西洋美術雑誌に出でたる仏人(ふつじん)Gaston(ガストン)Migeon(ミジョン)の所論を掲ぐ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...自己の理想や主義やを掲げて...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それに清二の書いた式順の項目が掲示され...
原民喜 「壊滅の序曲」
...ライプツィッヒの『外科医報』――誰かアメリカの出版者が翻訳して出版してもよさそうな高い権威と価値とを持っている雑誌――が近ごろの号に同じこの性質のひどく悲惨な出来事を掲載している...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...志賀直哉並に天野貞祐(あまのていゆう)三君の座談会記事が掲げてあった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...その例を本書に掲げてある...
柳宗悦 「四十年の回想」
...高々と槍のさきに掲げさせて...
吉川英治 「三国志」
...城中の高い樹に掲げまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...――掲陽鎮(けいようちん)の埠頭(ふとう)には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...また宛子台(えんしだい)の上には黒い喪旗(もき)が掲げられ――一山...
吉川英治 「新・水滸伝」
...次回からの「五月帖」では、前掲、五月中の小説化だけでも、ゆうに百五、六十回はかかろうかと考えている...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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