...次手(ついで)を以て前掲の諸家の外(ほか)にも...
芥川龍之介 「わが俳諧修業」
...『天樂』の額を掲げ...
大町桂月 「沖の小島」
...平尾氏とOさんとの関係が続き物になつて万朝報(よろづてうほう)に掲載されました...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...その春休みは月の瀬近傍に発火演習を遣る旨が学校の講堂に掲示された時余は誰にも言わず一人で東京行きを志した...
高浜虚子 「子規居士と余」
...自分は絵馬堂(えまどう)に掲(かか)げてある子別れの場の押絵(おしえ)の絵馬や...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...爰にかういふ題を掲げて見たものの...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...その時の手術室の壁間に掲げてあった油絵の額が実にはっきり印象に残っている...
寺田寅彦 「自由画稿」
...アメリカ船「エリザ號」などは二度めは和蘭國旗を掲げず入港しようとして追ひ返され...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...やがてはヒュームの人間性論の課題も掲げられるのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...「唯物論研究所事務所」という今でもそのまま掲っている表札である...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...全然掲載していないのもあった...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...概ね雜誌『感情』に掲載したものであるから...
萩原朔太郎 「青猫」
...白蓮女史の劇作「指鬘外道(しまんげどう)」を掲載することについて...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...なかなか面白いからまず原文を掲げる...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...その上中央気象台の報告の中にも少なからぬ情報が掲(かか)げてある...
武者金吉 「地震なまず」
...仮に他の一つの見解を掲げておくだけである...
柳田国男 「海上の道」
...指を高く掲げて鹿なんぼと問うという例もある...
柳田国男 「こども風土記」
...特に興味ある観察材料としてここに掲げむと欲するものは……口中に不快なる臭気を感じたり……という当該本人の陳述なり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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