...感嘆崇敬措く能はざる所の者は...
石川啄木 「トルストイ翁論文」
...その広告宣伝の狂態は姑く措くも...
岩波茂雄 「岩波文庫論」
...けれども世人が羨望措く能わざるところの富豪は...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...利益があるから國の財源である――何も知らぬ者が言ふなら暫く措く...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...閣老阿部も「憂悶措く能はず」...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...假りに私のことは暫く措くとしても...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...感歎措く能はず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...――その父が今は母の昔であつたならばとても尋常では措くまい口を次の室から聞きながら...
中原中也 「その頃の生活」
......
仁科芳雄 「株式會社科學研究所の使命」
...冤(えん)に泣く民の一人にても存在すると云ふことは聖代の歴史の一大汚辱なりとして恐懼自戒措く能はざる人人である...
平出修 「公判」
...(歴史小説以外のものは暫く措く...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...僕等の愛誦措くあたはざるものだつた...
堀辰雄 「二人の友」
...推賞措くあたはざるものなり...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...それは措くとしてもだね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...まあそれは措くとしても……つまり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...婚約の破棄はまず措くとして...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...今はこれだけで筆を措く...
横光利一 「悲しみの代價」
...(*36) 周囲の円形公園や前述の問題を措くと...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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