...純真なる媒者の犠牲的行為によってのみ信を措くに足るものが得らるるのであって...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...その広告宣伝の狂態は姑く措くも...
岩波茂雄 「岩波文庫論」
...旧自由党員は奇貨措く可しとしてこれを共和演説と誣い...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それはしばらく措くとして...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...十分に信を措くに足るもの...
高木敏雄 「比較神話学」
...利益があるから國の財源である――何も知らぬ者が言ふなら暫く措く...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...其年の暮近く專門の研究最中に他界されたことは科學界並に文學界の痛悼措く能はざる所であつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...わが國内事情は一應措くとして...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その要旨は最も広汎に各科の専門家(特に自然科学者に重きを措く)を糾合して一つの研究会を組織し...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...しかしそのことに関しては暫く措く...
外村繁 「落日の光景」
...感歎措く能はず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...此の浄瑠璃をきいて感動措く能はざるなり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...身を措くに苦しんだ...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...――その父が今は母の昔であつたならばとても尋常では措くまい口を次の室から聞きながら...
中原中也 「その頃の生活」
......
仁科芳雄 「株式會社科學研究所の使命」
...まるで超自然的な奇怪事はしばらく措くとして――コワリョーフともあろう人間に...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...主人が奴僕(ぬぼく)に措く如き信用を得ていると云ッて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...推賞措くあたはざるものなり...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
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