...純真なる媒者の犠牲的行為によってのみ信を措くに足るものが得らるるのであって...
淺野正恭 「小桜姫物語」
...純真なる媒者の犠牲的行為によってのみ信を措くに足るものが得らるるのであって...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...感嘆崇敬措く能はざる所の者は...
石川啄木 「トルストイ翁論文」
...実に感嘆措く能わざるものがある...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...感謝措く能はずで(so grateful……that)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...其年の暮近く專門の研究最中に他界されたことは科學界並に文學界の痛悼措く能はざる所であつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...同じ疑いを招かずには措くまい...
戸坂潤 「社会時評」
...しかしそのことに関しては暫く措く...
外村繁 「落日の光景」
...其意見の当否は暫らく措くも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...*さて、道徳や宗教の方面のことを述べるには、叡智とか悟道とかいう困難な迷宮にふみこまなければならないから、暫く措くとして、普通に、沈黙は、後で大に言わんがための、或は最後の一言を言わんがための、或は唯一の真理を言わんがための、その前提として役立つ...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...それはしばらく措くとして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで超自然的な奇怪事はしばらく措くとして――コワリョーフともあろう人間に...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...各人、月に魅入られたような様子で、しばし間を措く...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...推賞措くあたはざるものなり...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...それは措くとしてもだね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...すでに暗示しておいた通り、いったいなぜアムラがヤコビイ弁護士と結婚したかということは、しばらく措く...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...なかなか敬服措くあたわざるところがある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寸間の時を措くことすらゆるさぬ気持に迫ってもいる...
吉川英治 「江戸三国志」
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