...私たちは彼を掩護するために警察に通報した...
...そのクラブは会員を掩護するためにセキュリティを雇っている...
...政府は民間人を掩護するために軍隊を派遣した...
...彼女は友人を掩護しながら、彼女の本当の気持ちを隠している...
...敵から部隊を掩護するために、士兵たちは陣地を築き始めた...
...社會の掩護の下に自然を強要するのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...山地等のよき掩護を欠く時は冬期その地方を撤退...
石原莞爾 「戦争史大観」
...佐々砲弾の「空の虱(プー)」の掩護(えんご)によって彼自身が風呂敷包の中からとりだした擬装爆弾(ぎそうばくだん)実はマグネシウム花火などを博士の門前に投げつけ岩蔵を巧みに門外におびき出し...
海野十三 「地球盗難」
...私たちは掩護物の蔭から身を曝している敵を射撃していたのだが...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...本船から掩護砲撃下に畑の牛を掠奪せんとした...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...何らの掩護物(えんごぶつ)もなく恐るべきありさまで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...掩護(えんご)のために味方の打ち出した大砲が敵塁の左突角(ひだりとっかく)に中(あた)って五丈ほどの砂煙(すなけむ)りを捲(ま)き上げたのを相図に...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...酔(よひ)と云ふ牆壁を築いて、其掩護に乗じて、自己を大胆にするのは、卑怯で、残酷で、相手に汚辱を与へる様な気がしてならなかつたからである...
夏目漱石 「それから」
...掩護(えんご)物のかげからかげに腰をかがめていく動作...
新美南吉 「耳」
...わが辺境を掩護するため...
日野強 「新疆所感」
...かえってそれを掩護し...
宮本百合子 「権力の悲劇」
...やがてこれに対して味方を掩護する何かの発明がなされるであろうと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――これは蜀全軍に対して後の掩護(えんご)となっておる...
吉川英治 「三国志」
...掩護戦(えんごせん)のためにである...
吉川英治 「私本太平記」
...ダッ敵の掩護(えんご)か...
吉川英治 「新書太閤記」
...必死の掩護(えんご)射撃を酬(むく)いながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを掩護(えんご)しつつ目的の徹底を期してゆく組の屋外戦と――その時...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...堅固な要塞にはブリガンティンを掩護する設備も設けられた...
和辻哲郎 「鎖国」
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