...あなたを「推称する」というのは無理があると思う...
...彼は校長に「推称」されるべき人物だ...
...社員の評価会議で、「推称」に値する人物として挙がった...
...彼女はその分野の第一人者として「推称」されている...
...将来的な地位に「推称」されるだけある人物だ...
...安んじて龍村さんの女帯を天下に推称する事が出来るのである...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...大利根の王と推称せらるるも理(ことわ)りなり...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...越えて昭和二年フィールリング氏がドイツの鉄道医雑誌に私の検査表を推称した論文を掲げ...
石原忍 「色盲検査表の話」
...模範的信者として教会員の間に大に推称せられ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これには古来食通の推称する白目種が実に適当して居るのでありますが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...「我翁(わがおう)行脚(あんぎゃ)の頃伊賀越(いがごえ)しける山中にて猿に小蓑を着せてはいかいの神(しん)を入(いれ)たまひければ……」つまり芭蕉が閑寂趣味に立脚したことを推称しているのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...かえって推称し得べき正直無比なる人生記録(ヒューマン・ドキュメント)であったが...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...何でも希臘の文学を推称(すいしょう)した揚句(あげく)の事ではなかったかと思う...
夏目漱石 「博士問題とマードック先生と余」
...古きイランの詩人たちを推称した...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...この商売熱心の点だけは大いに大いに今日とても関東方学ぶべきものがあると推称しておく...
正岡容 「わが寄席青春録」
...同じく私の推称した先代木村重松の「慶安太平記」(善達京上り)とともにこれが大ヒットして...
正岡容 「わが寄席青春録」
...この人の詩についてはわが国でも時折り推称される...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...あれだけの発達を遂げたのは極めて推称に値する...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...和漢蘭の学に通じ田中芳男男も毎(つね)に推称された博識だった...
南方熊楠 「十二支考」
...褒美に預かり模範吏と推称せらるるは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...この筆法でゆくと結局大して推称するほどのこともない霊魂になってしまうのではあるまいか」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その語助が硯海太夫の義太夫はそうとう推称していた...
山本笑月 「明治世相百話」
...アカデミイの一員ジヤン・エカアルの推称した序文に絆(ほだ)されて読んで見たが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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