...併し社會は社會自らにとつて自明ならぬことは凡て許す可からざることゝ推定する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...なかんずくベテルギュースの光を吸収するガスは太陽の光球雲よりも低温度にあることを推定することができる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...自分の知る範囲においてその人がらや性質から彼の仕事の本質を推定するとき...
伊丹万作 「人間山中貞雄」
...其の目方から数を推定するのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...重圧潜水服を着装せるところより推定するにいずれも海軍部隊なるものの如きも...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...少くとも犯人を自分で推定することの出来るだけの...
大阪圭吉 「死の快走船」
...明かに推定するを得ざることあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...それだけでその語が甲から乙に移入されたものだと推定する事はできなくなる...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...その系の言語の拡散方向を推定するという方法である...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...文化を推定するなら今日の日本に於ける文化の支配者は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...政治問題の秘鍵を握るものは亦軍事当局者なりと推定するも可なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...従って異なった藥品の強さや効果の程度や性質を推定することが出来ない...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...彼がまだ東京にいると推定する理由は十分じゃありませんか...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...わたくしは此正月に蘭軒の嫡男榛軒が新婦を迎へたものと推定する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この方面からでもおおよそ推定することができるのである...
柳田国男 「海上の道」
...学んだ唱えごとだと推定するのが恐らく自然の順序である...
柳田国男 「年中行事覚書」
...しかしそればかりでこの物語の起原の古くないことを推定するのは...
柳田国男 「雪国の春」
...第二回の覚醒の間に於て行われたるものと推定するを得べく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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