...読んだ所を以て読まない所を推すとすれば...
芥川龍之介 「平田先生の翻訳」
...俺は三太郎の優越感が此處に噴出の口を求めてゐるのではないかと自分自身を邪推する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...現存(げんぞん)石器時代人民(せききじだいじんみん)の所爲を以て推す時は...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...これから推すと不思議はないのだ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...これから推すと、この獅子頭は鹿よりは竜に近いものと、見るべきである...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...そういうところから推すと...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...作戦の規模から推すと...
久生十蘭 「川波」
...こんな騒ぎをしているところから推すと...
久生十蘭 「肌色の月」
...この論法をもって推すならば...
穂積陳重 「法窓夜話」
...文の前後より推すにどうもチベット辺のもので日本製でなさそうだった...
南方熊楠 「十二支考」
...邪推すれば、作者の冒險癖が、たまたま手傷をおはせたものであらう...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...わたくしは懐仙閣も亦曲直瀬かと推する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...三十巻の全本中最善本として推すべきものであつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...要するに彦は、歿年より推すに、十五歳にして京都に来り、十九歳の兄霞亭と同居したものとおもはれる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」「宿主」と云ふより推すに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...試に其時代の同異を推すに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これを読む人であつたことを推する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...上体がほとんど裸体のように見えるところから推すと...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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