...そのためにいかなる力もそれを控えることができなくなってしまった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...手車の車夫の控える身上(しんしょう)...
泉鏡花 「悪獣篇」
...私は口にこそ出すのを差し控えるけれど...
上田広 「指導物語」
...つい僕も手控えるのです...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...(野菜を主にして脂肪分の濃厚なものは控えるように云われているのだが...
谷崎潤一郎 「鍵」
...雪姉(きあん)ちゃんが結婚する迄は自分の方も差控えるとか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...判断を下すことを差し控えるべきであることを想起するということに依存するところの仕方で...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...提出を控えるだけならば誠に結構であるが...
寺田寅彦 「学位について」
...概念と呼ぶことをさし当り控えるであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...(文芸と科学との認識論上の関係について(その間に道徳がはさまった)、私は以前少しばかり分析を試みて見たが今ここに展開し直すだけに新しく進んだものをまだ持ち合わさないから、さし控える...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...それまでは差し控える事に致しております...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...三度の御飯を控えるのと同(おん)なじ事よ」津田は呆気(あっけ)に取られた...
夏目漱石 「明暗」
...同意を差し控えることは難しい...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...圭介はもうそれ以上その問題に立ち入る事を控えるように決心した...
堀辰雄 「菜穂子」
...自分のしようとしている事を多少は控えるかもしれないのです...
三好十郎 「冒した者」
...彼のいとこが返事をさし控えるような或る意味があった...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...または根小屋を控えるだけの勢力を持たなかった武士...
柳田國男 「地名の研究」
...そういう気持を彼女にぶちまけるのは控えることにした...
山本周五郎 「青べか物語」
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