...一枚でもあいつの写真を探し出すこと...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...それを探し出すことに...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...あの人はあたしが探し出すことを...
江戸川乱歩 「断崖」
...その中から生滅の真珠を探し出すことが出来る人は...
田山録弥 「生滅の心理」
...女の在所(ありか)を探し出すことが出来なければ...
近松秋江 「霜凍る宵」
...名簿をくって住所を探し出すの労をもとらせる...
豊島与志雄 「ふざけた読書」
...ただ主人を探し出すという一途な愛に支えられて走りつづけて行くのでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...そこでこの上は旧藩地について個人の家々に残っているものを探し出す外はない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...彼は西を探し南を探しハンプステッドの北まで探してついに恰好(かっこう)の家を探し出す事が出来ず...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...仇敵を探し出すため...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...何やら探し出すと思う間もなく...
野村胡堂 「百唇の譜」
...だから検察当局も必ずや君を一応は疑ってもきっと他の人物を探し出すだろうとね」「――――」「ところがもう一つの考えがあり得ることに君は気がついているかね...
浜尾四郎 「殺人迷路」
...あいつらときたら下僕らしいずるさで寝るベッドは探し出すことを心得ているというわけさ」フリーダは頭をKの肩にもたれかけ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そこまで自分の意志を徹(とほ)すことは出來ないのか? それは實行し得ることではないのか? 出來る! 出來る――もし私にその意志を徹(とほ)す方法を探し出すだけの敏活(びんくわつ)な頭さへあつたら...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...初恋に破れた秀子が第二の恋人を探し出す間のつなぎにちよつとこの俺を話相手にして呉れたのだ...
牧野信一 「痴想」
...その素人下宿を探し出すのは隨分難儀だつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...それとこのような他の国々との間に共通点を探し出すことが出来るように思うが...
柳田国男 「故郷七十年」
...探し出す偽筆の名人と印刻師(いんこくし)のこと水は渺々(びょうびょう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索