...このベンジンからアニリンが採れるので...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...清國は可成日本の利益に反する態度を採れるの傾きあり日本は清國に對して一と通りの責任に止まらず指導の重任に膺り清國に向つて大なる恩惠を與へたるにも拘らず清國をして兎角日本の利益に反する態度を採らしむるに至るは外交機關の振はざるに因る...
石川啄木 「雲間寸觀」
...團三郎の細君は相川から六七里ばかり北の佐渡の西岸の關と言ふ化石の澤山採れる村から一寸行つた處の寒戸〔さぶと〕と言ふ處に祭られてゐます...
江南文三 「佐渡が島から」
...大塚の高等師範学校構内の池などでも採れる...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...然るに蕨の多く採れるを喜びつつ...
関寛 「関牧塲創業記事」
...皆もつと下の端山や野山で採れるのを持つて來るのである...
田山花袋 「日光」
...しかし鉱山の煙突から採れる銅やビスマスや黄金は役に立つのである...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...自然薯(じねんじょ)も採れる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...怪奇で可憐な黒百合も採れるところ...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...このへんの山のなかで採れる筍(たけのこ)だの...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...金(きん)の採れる山があり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...こんなところでこんなに採れるのかと標本を拵へて見て今更の如く驚いた位ゐであつた...
牧野信一 「魚籃坂にて」
...藍が採れるのでインディゴチカ...
牧野富太郎 「植物記」
...つまり lsatis tinctoria も藍が採れるので...
牧野富太郎 「植物記」
...このコマツナギから藍分が採れると思っていたところが...
牧野富太郎 「植物記」
...來島瀬戸近傍では採れるが...
柳田國男 「瀬戸内海の海人」
...×蒙古の或地方では甘草の太くて長さ一丈もある物が採れる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...紅海で採れるのもある...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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