...團三郎の細君は相川から六七里ばかり北の佐渡の西岸の關と言ふ化石の澤山採れる村から一寸行つた處の寒戸〔さぶと〕と言ふ處に祭られてゐます...
江南文三 「佐渡が島から」
...早川から冬は砂金が採れる...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...この池から氷が採れる...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...大塚の高等師範学校構内の池などでも採れる...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...皆もつと下の端山や野山で採れるのを持つて來るのである...
田山花袋 「日光」
...フェノロサは浮世絵板物(はんもの)中最も上乗(じょうじょう)なるもの凡(およ)そ四百種を採れるの傍(かたわら)板物の研究に必要なる板画家の肉筆制作凡そ五十種を合せてその制作の年代に基(もとづ)き順次にこれを配列し個々につきて精細なる説明を施すと共に浮世絵一般の歴史についてもまた合せ論ずる処ありき...
永井荷風 「江戸芸術論」
...何方(どちら)にでも意味の採れる言葉を掛けられると...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...頼むぜ勇」何方(どっち)の意味にも採れるような言葉を残して...
野村胡堂 「流行作家の死」
...こんなところでこんなに採れるのかと標本を拵へて見て今更の如く驚いた位ゐであつた...
牧野信一 「魚籃坂にて」
...だから手を出して貰うには算盤が採れるようにせねばならぬ...
牧野富太郎 「植物記」
...藍が採れるのでインディゴチカ...
牧野富太郎 「植物記」
...このコマツナギから藍分が採れると思っていたところが...
牧野富太郎 「植物記」
...こういうように三つある中でどれが一番よい染料が採れるかということを研究するのも必要だ...
牧野富太郎 「植物記」
...大いに作って原料が余計採れるようになれば...
牧野富太郎 「植物記」
...栄養を採れるものならどんな動物でも植物でもまたは根でも利用するを常とさせられていたのであった1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...來島瀬戸近傍では採れるが...
柳田國男 「瀬戸内海の海人」
...×蒙古の或地方では甘草の太くて長さ一丈もある物が採れる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...紅海で採れるのもある...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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