例文・使い方一覧でみる「掛矢」の意味

...掛矢温泉といっても... 掛矢温泉といってもの読み方
海野十三「火星兵団」

...その掛矢旅館も、たいへんむさくるしい物置のような宿であって、客の数も、いたって少い...
海野十三「火星兵団」

...掛矢温泉がさびれているわけは... 掛矢温泉がさびれているわけはの読み方
海野十三「火星兵団」

...掛矢温泉へたどりついた時は... 掛矢温泉へたどりついた時はの読み方
海野十三「火星兵団」

...掛矢（かけや）の大槌（おおづち）を以て戸を表から押破って乱入致し... 掛矢の大槌を以て戸を表から押破って乱入致しの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...西洋の鳶口や掛矢は先生何と翻訳して善いのか習った事が無いんだから弱（よ）わらあね」「もっともだ」と主人は教師の身の上に引き較（くら）べて同情を表する...
夏目漱石「吾輩は猫である」

...石突を掛矢で叩くものぢやない... 石突を掛矢で叩くものぢやないの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...納戸の梁に吊つた掛矢は... 納戸の梁に吊つた掛矢はの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...自分へ疑ひの來る心配はないわけだ――掛矢を吊つた細引は... 自分へ疑ひの來る心配はないわけだ――掛矢を吊つた細引はの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...重い掛矢は始末する隙がなかつた」「――」八五郎は肩を竦（すく）めて... 重い掛矢は始末する隙がなかつた」「――」八五郎は肩を竦めての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...掛矢で心臓や脈管を打ちまくるやうに感じた……それほど怖ろしく...
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳「ディカーニカ近郷夜話　後篇」

...掛矢を持ち直した... 掛矢を持ち直したの読み方
山本周五郎「さぶ」

...彼の手から掛矢を取りあげた... 彼の手から掛矢を取りあげたの読み方
山本周五郎「さぶ」

...病人と女が先だ」八の六掛矢を持った清七の威（おど）しと... 病人と女が先だ」八の六掛矢を持った清七の威しとの読み方
山本周五郎「さぶ」

...清七の掛矢だけでは... 清七の掛矢だけではの読み方
山本周五郎「さぶ」

...掛矢（かけや）を揮（ふる）って... 掛矢を揮っての読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...三村次郎左衛門の掛矢であった... 三村次郎左衛門の掛矢であったの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...掛矢を揮（ふる）って戸障子や杉戸の建具を端から打ち外（はず）してゆく... 掛矢を揮って戸障子や杉戸の建具を端から打ち外してゆくの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」