...彼女にとって掛け替えのない男への恋心を...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...肝心のガラス板がやっと二枚ぐらいしか掛け替えがないのだから亮の骨折りは一通りでなかったろうと思われる...
寺田寅彦 「映画時代」
...いったい自分は両親にとっては掛け替えのない独り子で...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...これは千両箱と違って掛け替えがありませんから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんな商売では腕のある冷酷な番頭は少々くらいの不都合があっても掛け替えがなかったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...掛け替えの無い大事な品でございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...巻枠(リール)を掛け替えて...
久生十蘭 「あなたも私も」
...掛け替えのない命まで強奪されかかっているのである...
久生十蘭 「魔都」
...越して来た時掛け替えた青簾(あおすだれ)の...
森鴎外 「雁」
...遊船宿も看板を掛け替えてただの料理屋式...
山本笑月 「明治世相百話」
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