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饗庭篁村 「木曾道中記」
...一向耳に掛くる体も御座無く...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...われ爭(いかで)でか心に掛くべき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...背後(うしろ)より颯(さっ)と肩に投掛く...
泉鏡花 「海神別荘」
...インド婦人のその鼻に輪環を掛くるを見て...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...双の肩のへ投げ掛くる大楯――總を垂るるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...つゆ念頭に掛くるなし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その紳士は太く短こう世を渡らんと心掛くる強盗の兇漢(きょうかん)なりしかば...
福田英子 「妾の半生涯」
...谷に臨(のぞ)めるかたばかりの茶屋に腰掛くれば秋に枯れたる婆様の挨拶(あいさつ)何となくものさびて面白く覚ゆ...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...ブラジルのサンパウロを旅行中その僕(しもべ)大木の幹に腰掛くると動き出したから熟(よく)視(み)ると木でなくて大蛇だったと記した...
南方熊楠 「十二支考」
...猿を馬の守りとて馬屋に掛くるは如何...
南方熊楠 「十二支考」
...すべからくこれに禁止税を掛くるべく...
南方熊楠 「十二支考」
...わが国でも鼠落しを掛くるに小声でその事を話し...
南方熊楠 「十二支考」
...ただし十分間ごとにテンパンを抽出(ひきだ)して肉より出たる汁を匙にて掬(すく)い取り肉の上へ掛くべし...
村井弦斎 「食道楽」
...これに絨緞(じゅうたん)を掛く...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...(手真似にて姉に、寝椅子を指さし示し、自分も藁の椅子を傍(そば)に持ち行(ゆ)き、腰を掛く...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...(手近なる椅子に腰を掛く...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...野葡萄(のぶだう)さへも瑠璃(るり)を掛く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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