...この湖畔に一軒の掘建(ほったて)小屋があって...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...掘抜に繞(めぐ)らした中を...
泉鏡花 「瓜の涙」
...彼等はたちまち自分で土を掘り始めた...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...画室の四囲には掘り池を廻らし...
上村松園 「画室談義」
...甚(はなは)だしきは寺院の新仏を掘出して食するという始末となった...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
...掘出し物なんだが...
薄田泣菫 「茶話」
...いかなる案内記にもかいてないいいものを掘り出す機会がある...
寺田寅彦 「案内者」
...床下の土を掘っても仏らしいものは見えず「口欠(くちかけ)の茶壺又は消炭螺(けしずみさざえ)からより外は何もなかりき」とある...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...棺は掘られた墓の前に据えられた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...新しい墓掘り人がきたという新たな事情から自然に出て来ることで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...とにかく掘ったよ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...塩酸が流れたり……この湖水を掘り割って北陸と瀬戸内海を結びつけたら...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを掘尽くすには百年でも二百年でもかかるんだそうである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...カタクリ掘りに来たといつて...
水野葉舟 「かたくり」
...それを掘り出して鉈ではつり...
柳田國男 「食料名彙」
...人間の人さし指位はかくせさうな穴を掘りあげた...
横瀬夜雨 「べつ甲蜂」
...自分で赤い火を掘り出して...
吉川英治 「新書太閤記」
...一つの箇所が埋めつくされると背後に新しく堀を掘って関を作り頑強に抵抗した...
和辻哲郎 「鎖国」
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