...これを排斥するものこれを知らず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...かつまた異端を排斥する正気(せいき)があった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...校長を排斥する学生にとつては...
薄田泣菫 「茶話」
...(31)この間ある人がきて「や」「かな」を排斥する論者は言語の退歩を主張する論者である...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...すべての総合的思索を一概に投機的とし排斥する人もあるかもしれない...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...形式主義は形式から来る原理を以て内容から来る原理を排斥する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...またこちらを排斥するもの...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何でも世の中のことは一応排斥する癖のあったことを注意しておかなければならない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そうすれば理屈の内でも低度の理屈は文学的としてこれを許し高度の理屈は非文学的としてこれを排斥する訳に相成申(あいなりもうし)候...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...あながち取合せを排斥するにはあらざるべし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...足下(そっか)の理窟として排斥するものはこの善なるべし...
正岡子規 「人々に答ふ」
...縦令(たとい)「善」なりとも美ならずんば固よりこれを排斥するなり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...かく横着(おうちゃく)にも敢て募集せずなどといふは投書を排斥するの意には非ず...
正岡子規 「病牀六尺」
...このものはその対象の観察及び取扱にあたり全く純粋に且つ正直にやらない人を無能力者として排斥する...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...彼等が心理主義を排斥するのは実は認識の対象の超越性を主張するためである...
三木清 「哲学入門」
...歴史學は決して因果的認識を全く排斥するのでなく...
三木清 「歴史哲學」
...わざとその心持ちを排斥する癖が付いている...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...こういう娯楽を排斥する人々を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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