...とりも直おさずトキユタを社会から排斥する第一歩であって...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...われらは決して分類の研究を排斥するのではない...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...季重なりはいけないと一概に排斥する月並(つきなみ)宗匠輩の言葉はとるに足りませぬ...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...戮力は障害を排斥するの謂なり...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...気まぐれな性慾を排斥する...
種田山頭火 「其中日記」
...お今を排斥することは...
徳田秋声 「爛」
...何も夫が弁証法をそれだけ排斥することにはならない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...形式主義は形式から来る原理を以て内容から来る原理を排斥する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...今日では新しい芸術家らを排斥するために賞賛されており...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すべて排斥するかに見える...
豊島与志雄 「傍人の言」
...科学を押し立てて迷信を排斥すると人間はまた科学そのものへ迷信を結びつけなければおかない...
中里介山 「山道」
...他(ほか)に損得問題があって排斥するのか知ってますか」と云いながら鉄瓶の湯を紅茶茶碗(ぢゃわん)の中へ注(さ)した...
夏目漱石 「それから」
...変な句法などは排斥するなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...しかしそれを排斥するあまりに...
松濤明 「ピークハンティングに帰れ」
...結果を考えることを他律的として排斥するカントの倫理学において重んぜられたのは...
三木清 「哲学入門」
...わざとその心持ちを排斥する癖が付いている...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...有働良夫氏の話に肥後の菊池では村民の不都合な者を排斥することを「燗鍋(かんなべ)かるわせる」という...
柳田國男 「地名の研究」
...浅薄として排斥する)...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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