...数字の並べ方を「排列」という...
...彼女はアルファベットをランダムに並べて、それを「排列」して遊んでいた...
...数字の「排列」をすると、異なる組み合わせが出来る...
...このルールに基づいて、色をつける「排列」をする...
...彼はカードを手品のように「排列」して見せた...
...概念と概念とを校量し區別し排列する思索などを押し退けて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...それ等は竹と葦の簾とで趣深くつくった日除の下に排列してあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その両側に十二徒弟の像を排列せり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...この一篇はいろんな偉い人と共に正史の中に排列すべきものではない...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...社會を種々な等級に分けた複雜な排列法...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...而もその排列が甚だ不規則に死体を投げ捨てた如く置かれて居るのです...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...すべての結果を整理し排列して最後にそれらから帰納して方則の入り口に達した...
寺田寅彦 「科学と文学」
...しかし自分の知る郷里の山々は山の形がわりに単調でありその排列のしかたにも変化が乏しいように思われるが...
寺田寅彦 「小浅間」
...空間的にある週期性をもって排列された肉眼に可視的な物質的形象を引っくるめた意味での periodic pattern の義である...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...そこで某殺人事件の種取りを命ぜられた記者は現場に駆けつけて取りあえずその材料を大急ぎでかき集めた上で大急ぎでそれを頭の中のカタログ箱の前に排列してそうしてさし当たっていちばんよいはまりそうな類型のどれかにその材料をはめ込んでしまう...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...之と全く反對の排列を爲せるに由る...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...三四郎はできるだけの言葉を層々(そうそう)と排列して感謝の意を熱烈にいたした...
夏目漱石 「三四郎」
...しかし毎日毎日ボールを人の邸内に抛(ほう)り込む者の眼に映ずる空間はたしかにこの排列に慣(な)れている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その向うは美しい嵌石(モザイク)の床をもった広い部屋でダイヤモンド格子の明層窓が気持のいい排列をし...
久生十蘭 「ハムレット」
...秩序とか排列とかいったようなものは少しもなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...後者においては認識の理論が存在の理論のうちに排列されてゐるといふことである...
三木清 「認識論」
...分解し排列し集合し組立てる絶大な権力を許されているのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...綜合の排列情調の動揺若くはその突感の差異分裂の顫動(せんどう)度合の対立的要素から感覚が閃き出し...
横光利一 「新感覚論」
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