...ひどく排他的な意地悪るさを感じさせた...
池谷信三郎 「橋」
...排他的な恋愛というものの...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...極めて排他的な社會で歡迎された...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...あいつらの排他的な思想を膺懲(ようちょう)してやろうと思っているのだ...
太宰治 「惜別」
...ここには全く排他的な矛盾が横たわっている...
戸坂潤 「科学論」
...それでなくても資本による特許権の独占は排他的なのだから...
戸坂潤 「技術の哲学」
...科学に於てそれしかない排他的な方法だと取ったのだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...脅威的な排他的な姿で擡頭(たいとう)してきた第四の階級は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かく彼一人に満足してる排他的な愛情の現われを見ては...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...排他的なヴェストファーレンの人たちをモデルとしたものであろう...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...同時にいちじるしく排他的なものである...
永井隆 「この子を残して」
...此の世に自分と息子とだけいればいいと思っているような排他的な母の許(もと)で...
堀辰雄 「菜穂子」
...「彼の直観及び方法そのものの形式は単に排他的な時間であつて...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...獨善的で排他的な偏狹といふやうな...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...きわめて排他的な気分が強かった...
山本周五郎 「いさましい話」
...そのために排他的な徒党がうまれ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...排他的な人を寛さぬその厳しさに...
横光利一 「旅愁」
...何事によれ「……足利なし」という排他的な隠語が用いられているほどであるともいう...
吉川英治 「私本太平記」
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