...路上で掏摸に遭ってしまった...
...この地域は掏摸が多いので気をつけて...
...掏摸は法律で禁止されています...
...警察は掏摸の取り締まりを強化しています...
...スリや掏摸に注意して、貴重品は身体に密着して持ちましょう...
......
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...そいつが掏摸(スリ)の名人かなんかで...
海野十三 「流線間諜」
...しかも當局者間では有名な掏摸ださうだ...
高濱虚子 「俳諧師」
...私有財産を認めない掏摸(すり)がその本を狙って尾行をつづけ...
谷譲次 「踊る地平線」
...しかもそのなかに悲劇があるのだ、いいかい、アレクセイ、おれは卑しい堕落した煩悩(ぼんのう)をいだいた卑劣な人間かもしれないが、しかしドミトリイ・カラマゾフは泥棒や、掏摸(すり)や、掻っ払いには、断じてなり下がるはずがないだろう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...また掏摸(すり)は身が危うくなるとそこに潜み込んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...実は掏摸でござんしてね」「掏摸?」「巾着切り...
直木三十五 「南国太平記」
...彼は掏摸(すり)と結託して悪事を働らいた刑事巡査の話を新聞で読んだ...
夏目漱石 「それから」
...「やられた」「今の掏摸に?」「うん...
火野葦平 「花と龍」
...掏摸(すり)を警戒して...
火野葦平 「花と龍」
...変な老掏摸などに面会に行ったので...
火野葦平 「花と龍」
...「掏摸をはたらいているんだな?」「びっくりなさることはねえよ――」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...掏摸(すり)や賭博(とばく)のほうに明るくて...
森下雨村 「五階の窓」
...昨日どこかで稼いだろう?」掏摸の留公はもじもじしながらしばらく小西警部の顔を見ていたが...
森下雨村 「五階の窓」
...一人前の掏摸(すり)やテキ屋を作るよりもヨッポド容易(やさ)しい仕事なんだ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...実は掏摸(すり)でございます...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...掏摸(すり)や泥棒なんかしたおぼえはねえぞ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...もう金輪際(こんりんざい)掏摸(すり)は働かぬと誓っていたのでございますが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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