...路上で掏摸に遭ってしまった...
...この地域は掏摸が多いので気をつけて...
...掏摸は法律で禁止されています...
...警察は掏摸の取り締まりを強化しています...
...スリや掏摸に注意して、貴重品は身体に密着して持ちましょう...
...掏摸(すり)に氣を附けねばならぬとか...
石川啄木 「天鵞絨」
...掏摸は現行犯ですからね...
泉鏡花 「婦系図」
...(独語学者の掏摸...
泉鏡花 「婦系図」
...掏摸の手伝いをしたとかで...
泉鏡花 「婦系図」
...自分の越度(おちど)だけれど、掏摸(すり)と、どうしたの、こうしたの、という汚名を被(き)ては、人中へは出られません...
泉鏡花 「婦系図」
...諾来(よしき)た、と頼まれて、紙入を隠してやったのが暴露(ばれ)たんで、掏摸の同類だ、とか何とか云って、旦那方の交際(つきええ)が面倒臭くなったから、引払(ひッぱら)って駈落だとね...
泉鏡花 「婦系図」
...ところが、今こそ聞いてくれ、おれは泥棒なんだ、掏摸なんだ、掻っ払いなんだ! ちょうどおれがグルーシェンカをひっぱたきに出かけるすぐ前、その同じ日の朝、カテリーナ・イワーノヴナがおれを呼んで、さしあたり誰にも知らさないように、秘密にして(何のためだかおれにはわからないが、そうする必要があったものとみえる)、これから県庁所在地の市(まち)へ出かけて、モスクワにいるアガーフィヤ・イワーノヴナ当てに、郵便為替で三千ルーブル送って来て欲しいと頼んだのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...お嬢さん、掏摸は、悪者じゃあござんせんよ...
直木三十五 「南国太平記」
...掏摸(すり)の顔とを一緒にしたような顔付だ...
中島敦 「虎狩」
...停車場(ステーション)では掏摸(すり)が捕(つら)まっている...
夏目漱石 「虞美人草」
...掏摸の姿はちらちらとしか見えない...
火野葦平 「花と龍」
...面白い掏摸(すり)が居るなあ...
火野葦平 「花と龍」
...掏摸(すり)のような心のことではない...
三木清 「語られざる哲学」
...かれは、掏摸(すり)、窃盗(せっとう)、詐欺(さぎ)などの小さい吟味や、民事の訴訟事などは、いくら数があっても、余り多忙顔はしなかった...
吉川英治 「大岡越前」
...掏摸(すり)や泥棒なんかしたおぼえはねえぞ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...掏摸(すり)を働いているなんていうことを...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お頭領(かしら)……」唖に加勢をしていた掏摸(すり)の新七は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...掏摸(すり)は本職らしいが...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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