...言語等)の精(ゲーニウス)を完全に掌握することが必要だと云ふ意味である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...日本の金権を掌握するところの大都名邑(めいゆう)の紳士豪商諸君が...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...星氏一たび自由党の実権を掌握するに及で...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...九十パーセントの権力を掌握する...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...家庭内の権利を掌握する...
豊島与志雄 「理想の女」
...もしこの歯車の運転手を掌握することがなければ...
中井正一 「調査機関」
...文武の大権を掌握するの義を存して...
蜷川新 「天皇」
...顔の全体を掌握する特徴が彼の意志に反して額の辺りに引っ張られてるんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...石黒少佐が部隊長として全隊を掌握することになって...
久生十蘭 「ノア」
...以上の推論は真空問題を全く掌握することなく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...左黨に投票の多數を得て一朝に政權を掌握するは...
福沢諭吉 「帝室論」
...この後(のち)あるいは君の生死を掌握するかもしれないような人間を尊敬するような...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...石油のバクー市を掌握するための近路として拵えたものなのだ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...それを掌握する革命的ウダールニクの活動とその間に起るさまざまな插話等を...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...生活の必要につれてどんどん家を掌握する気分よりも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...金融機関の中心を掌握するにありました...
夢野久作 「暗黒公使」
...この人類文化の死命を掌握する大怪魔『脳髄』の正体をここまで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...中央の畿内を掌握する力は...
和辻哲郎 「鎖国」
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