...皮膚が荒れてくる旅をつゞけてゐるすこしばかり買物もして旅の夫婦は石刻む音のしたしくて石刻む朝寒に旅焼けの顔をならべて・片輪同志で仲よい夫婦の旅・ざくりざくり稲刈るのみの・秋晴れの砂をふむよりくづれて鶏(トリ)を叱る声もうそ寒う着いたいそがしう飯たべて子を負うてまた野良へ・木葉落ちる声のひととき・貧乏の子沢山の朝から泣いてゐる・それでよろしい落葉を掃く十月十五日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...それで往生安楽国!・夏めいた灯かげ月かげを掃く・障子に箒の影も更けて・わいてあふれるなかにねてゐる・生えてあやめの露けく咲いてる□・重さ...
種田山頭火 「行乞記」
...――掃く、拭く、そして身心を清める...
種田山頭火 「其中日記」
...もう誰か通つた・雪のあしあとのあとをふんでゆく・霜ばしら踏みくだきつゝくらしのみちへ・雪どけみちの兵隊さんなんぼでもやつてくる・大きな雪がふりだして一人・おぢいさんは唄をうたうて雪を掃く・朝の墓場へもう雪が掃いてある一月廿八日ゆつくり朝寝...
種田山頭火 「其中日記」
...×重荷おもくて唄うたふ 山頭火味取観音堂に於て松はみな枝垂れて南無観世音 耕畝久しぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる 同ねむりふかい村を見おろし尿する 同(「三八九」第壱集 昭和六年二月二日発行)...
種田山頭火 「寝床〔扉の言葉〕」
...だれも家の前の歩道を掃くだけの勇気をもっていない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...朝になつて庭を掃く者がないから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下駄ぬぎを掃くときに...
羽仁もと子 「女中訓」
...できるだけ押入れの中までも掃くようにすること...
羽仁もと子 「女中訓」
...落葉を掃く看手のほかは...
久生十蘭 「キャラコさん」
...今時職を求める人間は掃く程あるのだ...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...うちのまわりを掃く人がこれで出来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼はその景色が見たいばかりに掃くのだ...
室生犀星 「生涯の垣根」
...父の墳墓の草を掃くことができるだろうか」と独り嘆じていた...
吉川英治 「三国志」
...「いやいや、色事と群盗のはなしなら、都には、毎日、掃くほどもある...
吉川英治 「平の将門」
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