...『藤野様(さん)ア水車の心棒に捲かれて...
石川啄木 「二筋の血」
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...自ら進んで二人を取り捲いたように思われたからである...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...」銀子は梳(す)いた髪をいぼじり捲(ま)きにしてもらい...
徳田秋声 「縮図」
...斯様(こん)な渦(うず)の中に捲(ま)き込(こ)まれると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...衣(ころも)を捲(まく)り上げて...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...鏝(こて)を当てたものかのように軽く捲き上げていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...舌を捲いて躍(おど)り上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...腕捲(うでまく)りをした上...
夏目漱石 「行人」
...その渦中(かちゅう)に捲込(まきこ)まれて黙っていた...
夏目漱石 「行人」
...代助は又蚊帳を捲(まく)って這入った...
夏目漱石 「それから」
...それは多分に徇法(じゅんぽう)的屈従的であり長いものに捲かれろ主義である...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...心なしの金髮の捲毛がこぼれてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...敵ながらあっぱれと一同は舌を捲(ま)く...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...寄せ手の軍馬の蹄が砂漠の砂を捲き上げ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...三番目の大きい沢の所から大高捲き(高さ一〇〇メートル位)の新道がついていた...
松濤明 「槍ガ岳」
...あいつらのからだが取り捲いてゐることも何時も感じてゐる...
室生犀星 「末野女」
...金を捲き上げようと云う料簡で...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
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