...かの冷静に凡てを捲きこむ死の確実な抱擁の手は...
有島武郎 「運命と人」
...赤い木綿の截片(きれ)を頸に捲いて……...
石川啄木 「葬列」
...扱帶(しごき)を捲(ま)いて居(ゐ)る處(ところ)...
泉鏡太郎 「畫の裡」
...浪に叩かれても渦に捲かれても海水の浸透しないように...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...こころもち薄くなりかけた捲毛(まきげ)の上に...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...パレスチナを捲くに及んで...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その肩先の創口(きずぐち)をしっかりと捲き...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭には手拭を米屋さんかぶりに捲いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...七兵衛から金銀を捲上げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...いったん舌を捲いて地団駄を踏むと共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...煙(けむ)に捲かれ通しで...
中里介山 「大菩薩峠」
...この小説が歐洲讀書界に一大センセエションを捲き起したのは...
成瀬無極 「「トンネル」に就いて」
...二世を契(ちぎ)つた方に違ひはございません」一生懸命さが言はさせる處女の雄辯に言ひ捲られて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本流の川原からウインチで捲き上げようと云ふ段取りなのであつた...
葉山嘉樹 「万福追想」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...幟の細引を首に捲いて...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...二(ふた)夏ばかり過すうちに絶頂の避雷針の処まで捲き上げてしまって...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...その場を去らず斬って斬って斬り捲(まく)り...
吉川英治 「剣難女難」
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