...何もかも私のことが原因(もと)で屋形と捫着(もんちゃく)を惹(ひ)き起しているようなことをいって手紙をよこしていながら...
近松秋江 「霜凍る宵」
...私のために捫着が起る道理がないのです...
近松秋江 「霜凍る宵」
...三野村ともそんな捫着がたびたびあったくらいだから無論嫌いではなかったろうが...
近松秋江 「霜凍る宵」
...身上(しんしょう)をしまうしまわぬで幾度となく捫着(もんちゃく)した...
徳田秋声 「足迹」
...一ト捫着(もんちゃく)した後で...
徳田秋声 「足迹」
...女の連中がまた捫着(もんちゃく)していた...
徳田秋声 「足迹」
...芳太郎がお袋と長いあいだ捫着(もんちゃく)したあげくに...
徳田秋声 「足迹」
...一捫着(ひともんちゃく)してやらなくちゃ承知しない」お島はそれを考えると...
徳田秋声 「あらくれ」
...ソレは待つの待たないのと捫着(もんちゃく)の末...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...捫着(もんちゃく)の末...
福澤諭吉 「福翁自伝」
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