...「時計は捩子(ねぢ)を捲くを忘るべからず...
薄田泣菫 「茶話」
...そして捩子(ねぢ)をひねると温かい湯が勢ひよく掌面(てのひら)に流れ出す気持よさに覚えず牽(ひ)きつけられる...
薄田泣菫 「茶話」
...無念らしくこの鐡製の捩子を齧んだ屍はやがて又裸にされた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...汝は槓杆(こうかん)や捩子(ねじ)をもつてむりやりに取つて来ることはできぬ...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...捩子(ねじ)の利かない瓦斯にぼッと火の点くように...
横光利一 「旅愁」
...ここが捩子になっていますけれども……ああもう私(わたくし)は力が抜けてしまって……』ルパンが代って水晶の栓を開いた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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攻めの手