...細腰を捩りてよろめきつゝ...
泉鏡花 「紫陽花」
...その細う捩(よ)れた背(せな)へ...
泉鏡花 「婦系図」
...その底はどれ程の深さがあるか分らない捩(よじ)れた管になつてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...やがて中からその電気のかさを引きよせて灯を捩ぢた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...ラゴーフはベッドの上で身を捩った...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...帽子を懷に捩込んだ友達や...
高濱虚子 「俳諧師」
...いよいよ捩(こ)じ開けられた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...ひとり羊の毛を捩(よ)りし抛石紐と剛弓に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...上半身を斜に捩(よじ)って...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...彼は両手を胸の上に組んで、捩り合した...
豊島与志雄 「蘇生」
...無理以上に無茶な脚色はまるで内容を捩ぢ曲げてしまひ...
南部修太郎 「文藝作品の映畫化」
...僕はマスクを捩ぎとろうとする...
原民喜 「鎮魂歌」
...彼の方へ首を捩ぢむけると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...私が両手に豆捩(まめねじ)を持って雀躍(こおどり)して喜ぶ顔を...
二葉亭四迷 「平凡」
...『娘(むすめ)の頭(あたま)を捩斷(ちぎ)つて了(しま)へ』と云(い)ひました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...身体(からだ)を捩(よ)じらせ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...暗(やみ)の中に螢のような光を捩(よじ)らせる...
吉川英治 「江戸三国志」
...足蹴にされてそれへ捩(ね)じ伏(ふ)せられそうになると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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