...捨値に売り出された家具類を買いあさり...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...その木版と本文とをもはんぱ物としてある古本屋に捨値(すてね)で譲ってやった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大商人(おおあきんど)といったところの紙屑を捨値で買い込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...捨値で買い受けた紙屑を...
中里介山 「大菩薩峠」
...遂には腹が立って捨値に売り飛ばしてしまった...
中里介山 「百姓弥之助の話」
......
野村吉哉 「鉄のシャフト」
...捨値で売りつけてゐるのである...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...能面は刀の鍔(つば)と一緒に捨値で西洋人に買われて...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...二人とも同じ捨値をつけられて...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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