...そして門を出て左に曲がろうとしてふと道ばたの捨て石にけつまずいて...
有島武郎 「或る女」
...そう思って葉子は迷信家のようにもう一度振り返って捨て石を見た...
有島武郎 「或る女」
...それにしてもあの捨て石には覚えがある...
有島武郎 「或る女」
...何か怒(おこ)ってその捨て石にかじり付いて動かなかった事をまざまざと心に浮かべた...
有島武郎 「或る女」
...見ると捨て石のある所はもう八九町後ろになっていた...
有島武郎 「或る女」
...大して惜しくない捨て石だ」「あんたのいうことを聞いていると...
海野十三 「空襲下の日本」
...科学小説時代を迎えるまでの捨て石の一つになるであろう...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...過去十年間の精神力と経済力とを捨て石として注ぎ込んで...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...過去十年間精神力と経済力とを捨て石として注ぎ込んで...
中谷宇吉郎 「弓と鉄砲」
...見おぼえのある捨て石に...
林不忘 「あの顔」
...垣根のあとの捨て石に...
林不忘 「あの顔」
...――まず饗庭(あえば)が捨て石となって駈け入りますゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...彼は門前の捨て石を足がかりとし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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