...自分は人跡未到の地に入る探檢者と名山靈地を開ける名僧知識の心境に對して大なる崇敬の情を捧げる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...どんな性格の男に敬愛を捧げるかと云ふ問に対して理想を云へば...
伊藤野枝 「サニンの態度」
...またそのようにも無力な奉仕をはかなくも捧げることを...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...するとこのバラバに金を捧げる者が続々と出て...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...父はその衣を両手で捧げるようにして滋幹の前へ突き出したが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...うやうやしくそれを捧げる真似をしたら皆が喜んでブラボーを叫んだり手と拍(たた)いたりした...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...今はもう対照の漠然とした自分の内心の愛に祈りを捧げるような心持ちで...
豊島与志雄 「運命のままに」
...夫の最上の感謝を捧げるのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私もあなたに捧げるきりなんですもの...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...君に捧げるのだとことわつてある...
堀辰雄 「ハイネが何處かで」
...喜んで命すら捧げるぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...功績に捧げるべき賞賛を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...身心二つながらこれを我々の主君に捧げる」...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また我が兵力をおん企ての一助として捧げるために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私はその藝術を通して厚い敬念を朝鮮に捧げる心を禁じ得ない...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...うぬから先に血まつりに捧げるぞ」「一死...
吉川英治 「新書太閤記」
...退嬰期の古きものどもの中にはそれらの山脈に奇妙な祈りを捧げる者がいた――が...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...アステーク族はその偶像の祭壇に捧げるために...
和辻哲郎 「鎖国」
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