...秋口に捕れるものに...
薄田泣菫 「独楽園」
...僕は鱒(ます)の捕れる時節に招待されたのであるが...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...どんな魚が捕れるだろうと思って...
田中貢太郎 「荷花公主」
...その頃を見計らって箒(ほうき)で掃き集めると米俵に一俵くらいは容易に捕れるというのである...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...鳶を……捕れるかね...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...」「捕れるつもりです...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...北緯三十六度あたりで捕れるようになっているのは寒流のためです...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本の領海のうちで捕れる魚類は...
中里介山 「大菩薩峠」
...どじょうがよく捕れる...
中島哀浪 「かき・みかん・かに」
...蜀黍の穗が高く延びて海が青く光つて鰯の捕れる頃まで居た...
長塚節 「開業醫」
...捕れる時にや四斗樽で四五十本宛もとれるんだがことしは捕れねえな...
長塚節 「土浦の川口」
...ヤマベは霞が浦でも捕れるが喰ひ手がねえや不味くつて...
長塚節 「土浦の川口」
...人間ぐらいなら捕れるだろうな」「と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...此の魚もさうザラには捕れるのではないらしい...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
...捕れるとすぐ川原の石で頭を五つ六つやつつけるんですが...
室生犀星 「故郷を辞す」
...二人だと手拭を両方から持って居れば沢山捕れるんだけれど……お前よく来られたわね...
室生犀星 「童話」
...もくしょうは冬期によく捕れる蟹(かに)で...
山本周五郎 「青べか物語」
...「――世間知らずにも程があらあ! おめえの手で日本左衛門が召捕れるくらいなら...
吉川英治 「江戸三国志」
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