...僕たちの集めた義捐金の残額を投じて...
芥川龍之介 「水の三日」
...孤児院の義捐(ぎえん)なんざ賛成せんです...
泉鏡花 「婦系図」
...教会(けうくわい)復興(ふくこう)の方策(はうさく)とは教導師(けうだうし)先(ま)づ躬(みづ)から身(み)を捐(す)つるにあり...
内村鑑三 「問答二三」
...義捐金(ぎえんきん)を送る人々があり...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...義捐物資の目録には...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...畏き辺りの御下賜や富豪の義捐金を加えたならば...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...東朝系と東日系との義捐金競争は...
戸坂潤 「社会時評」
...都下の市民・小市民の醵出した義捐金は無論莫大な額に上る...
戸坂潤 「社会時評」
...日夜東北救済義捐金の醵出に夢中である...
戸坂潤 「社会時評」
...然し芸者組合は堅くこの事を秘し窃(ひそか)に仲間から義捐金を徴集して其等の犠牲者を慰めたとか云う話であった...
永井荷風 「花火」
...先考(せんこう)館舎を捐(す)てられし後は...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...義捐などは恐らくしそうにない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...さっそく彼のために義捐金を集めた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...一時に三益・高杉・平野とで日日新聞へ昨日のアガリ全額二千三百何円を静岡大火の義捐金として持参した...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...少額の随時の自発的義捐金で十分である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...敵を見て躯を捐(す)ててさらに疑わず...
南方熊楠 「十二支考」
...」正寧の捐館(えんくわん)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...欲しい物をお捐(すて)になるだけ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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