...義捐金(ぎえんきん)を送る人々があり...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...躯(からだ)を捐(す)て頂を糜(び)し...
田中貢太郎 「続黄梁」
...○九月三十日の本誌上にハワイなる同胞癩患者のための義捐金募集の記事があつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...一團體の義捐金募集に較べて遙に普遍的であり民衆的である...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...東朝系と東日系との義捐金競争は...
戸坂潤 「社会時評」
...然し芸者組合は堅くこの事を秘し窃(ひそか)に仲間から義捐金を徴集して其等の犠牲者を慰めたとか云う話であった...
永井荷風 「花火」
...石もまた巌谷翁の貲(し)を捐(す)てて建てられしものなり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...先考(せんこう)館舎を捐(す)てられし後は...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...空しく命を捐つなどと言い切れないものが...
中島敦 「弟子」
...義捐とある以上は差し出すもので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そこで時々この目的のために義捐金募集が行われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この義捐金は非常によく管理されているように思われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...敵を見て躯を捐(す)ててさらに疑わず...
南方熊楠 「十二支考」
...支那でも『論衡』に鼠一筐(きょう)を渉(わた)れば飯捐(す)てて食われず...
南方熊楠 「十二支考」
...且喜諸公未我捐」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...矧(いはむ)や月ごとに数十金を捐(す)てて無用の淫書を買ふは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一博士の書を刊せむがために数万金を捐(す)てたさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...主の館(くわん)を捐(す)つるに会ふごとに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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