...素足で捏(こ)ね返して...
石川啄木 「天鵞絨」
...実(じつ)は此の一篇の本筋は作者が空想の上から捏(こ)ねあげたものではなく...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...泣いたり駄々(だだ)を捏(こ)ねたりはしまい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...以前はどんなにだだを捏(こ)ねても叱言(こごと)を云えば素直に聴いたものですが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「己はもっと見ていたいんだ」とだゝを捏(こ)ねてもよかったのに...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...事件を発展させて作物を捏(こ)ね上げたと云うことは...
「予の描かんと欲する作品」
...智識をもって捏(こ)ね上げたる二十八珊(サンチ)の弾丸である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...歴史捏造(ねつぞう)の書物としては...
蜷川新 「天皇」
...その妹がさんざんに辱しめられ――恐らくは墓石も悲憤の涙で慄えるであろうような讒謗(ざんぼう)と捏造(ねつぞう)とを浴びせられているのを...
浜尾四郎 「死者の権利」
...『藁麺麭(パン・ド・パイユ)』という出鱈目なものを捏ね上げて...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...捏粉(ねりこ)をこねにかかるとな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...クリスマスケイクを捏ねたり...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...くだらない虚勢を示す為に出放題なことを捏造して...
牧野信一 「妄想患者」
...こはラムプの下にて一夜に捏ねたる者なりと誇りかにいへば円テーブルはをかしとて人は笑ふ...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...初め憎むべき東京朝日新聞の記者の捏造した一記事が...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...強て山陽が寄寓したと云ふ無根の説を捏造したとは信ぜられない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...少しだたを捏ねるのである...
森鴎外 「半日」
...霜柱が崩れて黝土の泥濘を捏ね返した田舍道を大寶迄行くと...
横瀬夜雨 「花守」
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