...「わたしは未だ曾て月の薄い光りを捉えることも出来ず...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...どんな風にしてあの眼帯の男を捉えるか...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...私はなぜかクモの巣の糸を集めて捉えるという方法を当時知らなかった...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...捉えるものはマルクス主義的範疇である...
戸坂潤 「技術の哲学」
...それは事物をその運動に於て捉える論理である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...実はアクチュアリティーを捉えることこそジャーナリストの使命なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...人々は又言葉通りの言質をばコーエンに於て(Allheit の Kategorie)捉えるであろう...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...數瞬間ずつ彼を捉えるようになった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そしてその絶対な現実の事物の個性を捉えるのが目的である...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...」ちらと動いた彼女の眸の光を捉えると...
豊島与志雄 「人の国」
...影を捉えるようなものじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...また時間逆行の視野をも捉えることができ...
中井正一 「美学入門」
...捉えることの出来るものならば...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...一人としてその消息を捉えることは出来ぬ...
久生十蘭 「魔都」
...因果関係を「哲学的関係」として捉えるか「自然的関係」として捉えるかの違い...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...影武者を使うといわれている本尊を捉えるには...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...一般的限定の方向において捉えるならば...
三木清 「哲学入門」
...深い飽満があとで我々を捉える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索