...ここでしかし私は問題を正しく捉えるために...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...わしは三重渦巻の指紋を持つ殺人犯人を捉えるために...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...「あの男を捉える確信があるかとおっしゃるのですか...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...痙攣的に紙ぎれを捉えるとそれを握りしめた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...確かにそういう規定でも一応は捉えることが出来るだろう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...之に反して(唯物)弁証法的論理学は存在を運動のままの姿に於て捉えることが出来また捉えねばならぬ(蓋し弁証法に於ける矛盾とは...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...形態は、個々事物の内容を、何等か総体として、而も依然現実内容として、捉える処の、通路である(形式的な総体は一つの理念であり、従って現実内容とは無縁であった)...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...特にこれを文化危機という形態に於て捉えることを企て...
戸坂潤 「技術の哲学」
...即ち物自体をカントの「物自体」としてではなくて吾々に従って「物質」(哲学的物質)として捉えるならば...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...その文章は事物の刻々のアクチュアリティーを捉えるには...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...茲に空間の問題の手懸りを捉えることは...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...中心を捉えるのに困難でありますが...
豊島与志雄 「画舫」
...そしてその絶対な現実の事物の個性を捉えるのが目的である...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...また時間逆行の視野をも捉えることができ...
中井正一 「美学入門」
...弥八 (伊兵衛を捉える)何をしやがる...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...単に客観的に捉えることのできぬもの...
三木清 「哲学入門」
...そのあるがままの姿において捉える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は(おとし)をかけて小鳥を捉えるのが上手であった...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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