...すなわちエールステッドが電流によって磁針の振れることを発見した年である...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...一種の振れるような拍手を取り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...社長は渠の實力をあり振れたものの樣に考へてゐるが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...依田学海(よだがっかい)というような顔振れも見えたが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...高浜虚子という顔振れであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...お仲人(なこうど)の振れ込みほどのことも無く...
太宰治 「春の枯葉」
...――だがいくら何でも時の検事総長と一弁護士とを単に名前が同じで而もあり振れた小山という名だというだけで...
戸坂潤 「社会時評」
...軍部に気に入った顔振れの大臣を据えながら...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...勿論之を単にあり振れた常識的観念であるとして見すごすことは出来ない...
戸坂潤 「読書法」
...追ひめぐり羽打ち振れば...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...あすこの亭主は贋銭使(つかい)だ贋銭使だって方々振れて歩くんだ...
夏目漱石 「坑夫」
...二十七だと振れ込んでますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一度首を振れば草木もなびき...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...らっぱなどという消防関係の男たちがしじゅう植峰に出入りしていたがみんな意気振れば意気ぶるだけ田舎者ばかりで...
牧逸馬 「舞馬」
...どし振れ! 振れ!旗! 旗!振れ! 振れ!旗! 旗!ヴヮッ...
松本淳三 「労働祭歌(※[#ローマ数字1、1-13-21])」
...年とった農民がそのトラクターを眺めて溜息をついて疑わしそうに否定的に頭を振れば...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...門の通りをゴマメ売りが振れてあるく...
柳田國男 「どら猫観察記」
...さても見事になあ振って振りこむ花槍は雪かあらぬかさっさ ちらちら白鳥毛振れさ どっこい「お履物(はきもの)を――」「殿様...
吉川英治 「無宿人国記」
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