...すなわちエールステッドが電流によって磁針の振れることを発見した年である...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...尾の優美な振れ方を...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...社長は渠の實力をあり振れたものの樣に考へてゐるが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...依田学海(よだがっかい)というような顔振れも見えたが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...こういう具合に振れ...
海野十三 「空中漂流一週間」
...ハンカチの蝶と細りて尚(なお)振れる五月八日 午前十時...
高浜虚子 「五百五十句」
...村役場で印を捺して村長の名を以て堤防は決して出來ないからと云つて毎戸に村へ振れると云ふ餘計な世話をして居る...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...叔父はまた振れと迫った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...軍部に気に入った顔振れの大臣を据えながら...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その少ない本の大部分も店頭であり振れたものや...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...そこで例の見舞い客に振れ舞う土瓶らの茶碗酒を我々にも飲ませたが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...竜之助が、もう少し如才(じょさい)なく詫(わ)びをしたら、或いはそれで負けてもらえたかも知れぬ、またこの店の亭主が、もう少し情けを知った人ならば、それで我慢(がまん)したかも知れぬ、しかしながら、竜之助は誰に向ってもするように、ない袖は振れぬ、ないものは払えぬというのが不貞(ふて)くされのようにも取れば取れるので、勘定高い亭主が承知しない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ジグザグに左右に振れて落ちる數段の水條が分明に分る...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...明治四十五年新聞社に入るとき「劇評も書ける」という振れ込みであったことを考えると...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...素晴らしいお顔振れ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いつまでない袖を振れの何のと云っていたところで...
吉川英治 「剣難女難」
...これが木剣のように自由に振れるかしらということが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...さても見事になあ振って振りこむ花槍は雪かあらぬかさっさ ちらちら白鳥毛振れさ どっこい「お履物(はきもの)を――」「殿様...
吉川英治 「無宿人国記」
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