...尾の優美な振れ方を...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一種の振れるような拍手を取り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...咲いたばかりの大きい藤の花の一房々々を打ち振れば...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...信号灯をもっと振れ」二人は...
海野十三 「空中漂流一週間」
...ハンカチの蝶と細りて尚(なお)振れる五月八日 午前十時...
高浜虚子 「五百五十句」
...あり振れた観念論によれば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...と云うのはすでに顔振れが満員になってしまっているところの...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...世間にあり振れた出鱈目な常識論(常識的な或いは又非常識な)に...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この直線が振れると...
中井正一 「言語は生きている」
...嫌いなひとはきっと落ち振れるものと信じている...
夏目漱石 「坊っちゃん」
......
林芙美子 「新版 放浪記」
...潮鳴りの音を聞いたか!遠い波の叫喚を聞いたか!旗を振れッ!うんと空高く旗を振れッ元気な若者達がキンキラ光った肌をさらしてカラヽ カラヽ カラヽ破れた赤い帆の帆縄を力いっぱい引きしぼると海水止めの関を喰い破って朱船は風の唸る海へ出た!それ旗を振れッ○○歌を唄えッ朽ちてはいるが元気に風をいっぱい孕んだ朱帆は白いしぶきを蹴って海へ!海の只中へ矢のように走って出た...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...その切れっ端(ぱじ)が洗濯(せんたく)したおしめのように振れていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...廊下は横ざまに振れ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...素晴らしいお顔振れ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...葡萄の根に血を澆いだ順序通りにかく振れ舞うのだと...
南方熊楠 「十二支考」
...無い袖は振れまへん...
三好十郎 「好日」
...そうたやすくは振れない物なので...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索