...あり振れた題目よりほか話がないままに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...飛んで来て止まった時には最初大きく振れるが急速な減衰振動をして止めてしまう...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...世間にあり振れた民族国家至上絶対主義という常識(?)に...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...と云うのはすでに顔振れが満員になってしまっているところの...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...勿論之を単にあり振れた常識的観念であるとして見すごすことは出来ない...
戸坂潤 「読書法」
...ただ世間でこの顔振れを見て...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...この直線が振れると...
中井正一 「言語は生きている」
...ジグザグに左右に振れて落ちる數段の水條が分明に分る...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...二の三旗に 春風吹け吹け高くさつさ 振れ振れ一...
野口雨情 「未刊童謡」
...近所の方へ振れ廻つたのでございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...振れ込みほどの腕が無かつたか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...潮鳴りの音を聞いたか!遠い波の叫喚を聞いたか!旗を振れツ!うんと空高く旗を振れツ元気な若者達がキンキラ光つた肌をさらしてカラヽ カラヽ カラヽ破れた赤い帆の帆縄を力いつぱい引きしぼると海水止めの関を喰ひ破つて朱船は風の唸る海へ出た!それツ! 旗を振れツ!○○歌を唄へツ!朽ちてはゐるが元気に風をいつぱい孕んだ朱船は白いしぶきを蹴つて海へ!海の只中へ矢のやうに走つて出た...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...一度首を振れば草木もなびき...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...素晴らしいお顔振れ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...其頃の小唄にたんだ振れ/\六尺袖をと唄ひし物是也(これなり)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...春の初めに振れ、振れ、袂...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...「それっ、御旗を先に振れ...
吉川英治 「私本太平記」
...ブランコの振れについて...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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