...そこへ向って葉を振うと...
岩野泡鳴 「猫八」
...これが一国の教育にも風紀にも偉大なる力を振うのである...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...尾を振うて游ぐ藻の仲間には...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...絶望の勇気を振うて死物狂(しにものぐるい)に邁進(まいしん)したが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...何時超論理的な――ソレル的な――暴力が力を振うかも知れない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...思い切った政治家的手腕を振うことの出来るのも尤もである...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...鋸や斧を振うべき...
豊島与志雄 「悪夢」
...彼がドン・キホーテ式に鎗(やり)を振うことを...
豊島与志雄 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...落葉を振うものは必ずしも庭を掃(は)く人とは限らない...
夏目漱石 「虞美人草」
...衒勇(げんゆう)を振うことも趣味の一つであった...
久生十蘭 「無月物語」
...すべての様子が皆若者達が暴威を振うに適した状態にあった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...かげで軍事的暴圧を振うのです...
宮本百合子 「逆襲をもって私は戦います」
...日常生活の上には重い力を振うようになるのが常です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...貸座敷の主人はいかに色を壮(さかん)にし威を振うとも此等(これら)の雑輩に長たるものに過ぎない...
森鴎外 「細木香以」
...暴力を振うのは宜(よろ)しくない...
森本薫 「華々しき一族」
...稀々(まれまれ)に意外な暴威を振うのを実験した者が...
柳田国男 「海上の道」
...常人(じょうじん)の上に振うていた精神的威力など...
柳田国男 「木綿以前の事」
...日頃の腕を振うつもりじゃが」「大坂方ですか...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索