...終始これという意見を挟むこともなく...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...鋏(はさみ)でわたしを挟むのだわ...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...其間に挟む可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...別に疑を挟む可き余地なきに似たり...
高木敏雄 「比較神話学」
...第一に疑を挟む可き点なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...蒔岡側は時々口を挟む程度で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...」とカニンガム氏が我慢できずに口を差し挟む...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...松金――と聞き挟むとおふじは夢中で...
戸田豊子 「鋳物工場」
...――茲に一言挟むが...
豊島与志雄 「道化役」
...此の男にばかりは言葉を挟むわけにも行かなかつた...
中原中也 「校長」
...浅五郎に疑いのかかるのを心配した取越し苦労からでございます」「フム」平次の話は依然として少しの疑いを挟む余地もなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...疑問を挟む余地もありません...
野村胡堂 「流行作家の死」
...トマトをパンに挟む時は...
林芙美子 「朝御飯」
...たった一本の煙草をさも重たげに指に挟むと...
原民喜 「真夏日の散歩」
...松が時々差挟む「阿父さん」といふ声に気づかなければ...
牧野信一 「鬼涙村」
...時々頓狂(とんきょう)な俗な句や言葉を挟むのが興味であったことは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...夫婦であるからには主筋に害意をさし挟む不敵は同じことですぞ...
吉川英治 「三国志」
...その一語を耳に挟むと...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索