...紙鳶挙ぐる子供の...
石井研堂 「元日の釣」
...現今の急務は先ず東亜連盟の核心たる日満支三国協同の実を挙ぐるに在り...
石原莞爾 「戦争史大観」
...飛行機を挙ぐるが如きものである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...尚一個の例を挙ぐれば...
高木敏雄 「比較神話学」
...母しげ女は京都麩屋町(ふやちょう)の跡部(あとべ)氏の出にして安左衛門に嫁(か)し二男四女を挙ぐ...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...最後訣別の盃を挙ぐるに...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...必らずしも適材を挙ぐるを以て方針と為さゞるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...例を挙ぐれば、まだいくらでもあるが、兎に角長谷部はそういう風に、転々と興味を移していった...
豊島与志雄 「或る素描」
...一例を挙ぐれば、現代一般の芸術に趣味なき点は金持も貧乏人もつまりは同じであるという事から、モオリスは世のいわゆる高尚優美なる紳士にして伊太利亜(イタリヤ)、埃及(エジプト)等を旅行して古代の文明に対する造詣(ぞうけい)深く、古美術の話とさえいえば人に劣らぬ熱心家でありながら、平然として何の気にする処もなく、請負普請(うけおいぶしん)の醜劣俗悪な居室(きょしつ)の中(なか)に住んでいる人があると慨嘆している...
永井荷風 「妾宅」
...今余の再読して批評せむと思へるものを挙ぐるに...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...その目を挙ぐ、曰く一身の自由、曰く思想の自由、曰く言論の自由、曰く集会の自由、曰く出版の自由、曰く結社の自由、曰く民事の自由、曰く従政の自由なり...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...一法」(‘Ein Volk, ein Reich, ein Recht.’)の実を挙ぐるに至った...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかして今ここに特に壮大雄渾を挙ぐる者は...
正岡子規 「俳諧大要」
...名を一世に挙ぐるが如きまた難きにあらず...
正岡子規 「俳諧大要」
...一例を挙ぐれば彼が自筆の新花摘に射干して(ささや)く近江やわたかなとあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...第一に拙藩有志において常野(じょうや)の間に事を挙ぐれば貴藩においても相呼応して事を挙げ幕軍をして前後両難に陥らせようとの約...
三好十郎 「斬られの仙太」
...久しぶりにそのねいろを挙ぐるが様に...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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