...按(あん)ずるに鍾馗(しようき)大臣の如き...
芥川龍之介 「八宝飯」
...母上はしかと我肩を按(おさ)へて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...」と呼吸(いき)も吐(つ)かず、続けざまに急込(せきこ)んだ、自分の声に、町の中に、ぬい、と立って、杖を脚許(あしもと)へ斜交(はすっか)いに突張(つッぱ)りながら、目を白く仰向(あおむ)いて、月に小鼻を照らされた流しの按摩が、呼ばれたものと心得て、そのまま凍附(いてつ)くように立留まったのも、門附はよく分らぬ状(さま)で、「影か、影か、阿媽(おっかあ)、ほんとの按摩か、影法師か...
泉鏡花 「歌行燈」
...此多い人口を按配するには他に...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...こっちでもぬかりなく按配(あんばい)しておいたと...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...按摩を相手に話しているところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...見る蔭もない若い按摩で...
野村胡堂 「禁断の死針」
...内々は富籤(とみくじ)までも買っているといった山気(やまき)のある按摩(あんま)でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...按摩(あんま)さんが來ました」「どこの按摩で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眼の見えない按摩の佐の市だけさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上手に按配して積み上げられてゐた...
葉山嘉樹 「万福追想」
...何も用のない夜――按摩を呼ぶ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...按ずるに薫(とうくん)『答問』に歳首松枝を折り...
南方熊楠 「十二支考」
...按皇朝往昔...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」按ずるに栄達は此三楽であらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...按ずるに将星地に墜つの象(かたち)...
吉川英治 「三国志」
...按察使(あぜち)ノ大納言資名(すけな)綾(あや)の小路(こうじ)中将重資宰相の有光勧修寺中納言経顕(つねあき)など...
吉川英治 「私本太平記」
...七百戸といった按配(あんばい)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索