...笛の音で按摩の容子(ようす)は分りませぬもの...
泉鏡花 「歌行燈」
...「その晩も、小一按摩が、御当家へ、こッつりこッつりと入りまして、お帳場へ、精霊棚(しょうりょうだな)からぶら下りましたように...
泉鏡花 「怨霊借用」
...伸び足らぬ者とほどよく按配して全体の調和をよくしてやる...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それとも総予算額そのものをもっと膨大にして按分を公平にしろというのか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...按摩の笛の音も色町を除くの外近年は全く絶えたようである...
永井荷風 「巷の声」
...この按摩が偽盲(にせめくら)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...その中で水蒸気の自然対流を適当に按配(あんばい)して結晶を作って見ると...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
...按摩(あんま)なら真逆様(まっさかさま)に落つるところを...
夏目漱石 「草枕」
...按摩(あんま)さんが来ました」「どこの按摩で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうだ」「いかにもその通り……按摩のくせに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...貞丈按(あんずるに)...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「うちの阿母が齢のせゐで按摩が欲しいんだつて……」別にそんなことが手紙に書いてあるわけではなかつたのだが...
牧野信一 「剥製」
...外の面には春日うららにありとあるひびきなせるを灰いろのこの館には百の人けはひだになし台の上桜はなさき行楽の士女さゞめかんこの館はひえびえとして泉石をうち繞りたり大居士は眼をいたみはや三月の人の見るなく智応氏はのどをいたづき巾巻きて廊に按ぜり崖下にまた笛鳴りて東へととゞろき行くは北国の春の光を百里経て汽車の着きけん...
宮沢賢治 「国柱会」
...」按ずるに初叙(しよじよ)の法眼は例が無いので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それはあの後家めが」と按摩は又...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...何事か按(あん)じているらしく...
吉川英治 「新書太閤記」
...地勢を按(あん)じているふうだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...初めから地理を按じて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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