...御仏が友人を通して指示する生活とはいえなかろうか...
種田山頭火 「『鉢の子』から『其中庵』まで」
...前途を指示するの用をなすのである...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...精神がその部分であるところの合成体にとっていったい何が都合好いものあるいは都合悪いものであるかを指示するために...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...指示するには他との区別を必要とするからもはや全体ではない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...何物かとして指示することが出来るであろう...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...最も純粋なる「科学小説」を指示するのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...立ちて指示すること甚だ懇なり...
長塚節 「草津行」
...これと指示することは出来ない...
中原中也 「生と歌」
...はっきりと指示することが出来るように...
中谷宇吉郎 「泥炭地双話」
...普通の小説に於て興味の中心となるものは篇中人物の關係甲が如何にして乙に移り行くかを讀者に指示する所にある...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...特定の面を指示する場合...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...バレリイ嬢が指示するでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...より以上の改良が行われなくなる点を指示することは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...竹力を握って立ちかける)宗定 もういいから――よくわかったから――おい君!(今井に眼顔で指示する...
三好十郎 「その人を知らず」
...失われた美の目標を指示するものは...
柳宗悦 「工藝の道」
...そういう地名には努めて具体的にその土地の性質を指示するものを択(えら)び...
柳田國男 「地名の研究」
...大野郷の一部を指示する地名である...
柳田國男 「地名の研究」
...この消息を指示するものであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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