...彼女は指点して私にその方向を教えてくれた...
...先生が指点するまで、みんな手を上げたまま静かに待っていた...
...ガイドの人が指差し棒で指点しながら案内してくれた...
...彼は自分の意志を示すために指点することが多い...
...指点された方向に進んでいくと、そこには美しい滝が見えた...
...今でもちやんと指点された...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...又は主客合一の境に入らうとしてゐるのが微かながらも指点(してん)された...
田山録弥 「自他の融合」
...今迄越えて来た山と山との間の路が地図でも見るやうに分明(はつきり)指点せらるゝと共に...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...その地名だけでもはつきりと指点されゝば...
田山録弥 「半日の閑話」
...一直線に新技巧に向つて進んだ著しい跡が歴々と指点(してん)される...
田山録弥 「明治文学の概観」
...次第に吹いて来る秋風を指点(してん)するに好い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いちいち書抜きを指点しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...八方尾根に黒菱小屋も指点される...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...物足らぬとは指点(さ)す指の短かきに過ぐる場合を云う...
夏目漱石 「虞美人草」
...足り余るとは指点(さ)す指の長きに失する時であろう...
夏目漱石 「虞美人草」
...人に指点(さ)す指の...
夏目漱石 「虞美人草」
...平原指点説須臾...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...峠(とうげ)の馬上において東西を指点するにこの旗十数所あり...
柳田国男 「遠野物語」
...バルバルコだのと昔の主人の貴族の名を呼びつつ其邸(そのやしき)を指点(してん)して教へた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...一一指点して当年の地形と戦状とを説明してゐたので...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...指点して色色と説明して下さるのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...先年鳥居博士が発掘せられた古墳の跡のあるのを加藤さんが指点して教へられた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...指点して説明して下さるのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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